おうちの写真で世界旅行-②トルコ3-
カッパドキア(Cappadocia)の朝は、3時起き。
海抜2000mの世界へ
カッパドキア といえば!気球ツアー!
まだまだ真っ暗な4時にホテルを出発。
勢いよく点火して、気球内部の空気を熱して膨らませていく。
十分に膨らんだところでカゴに乗り込む。
カゴの高さは胸くらいまであったので、高所恐怖症の私でも大丈夫でした。
だんだん、周りの気球が浮かび始める。
期せずしてHISさんの宣伝のような写真が撮れてしまった。
(奥に阪急交通社の気球も写ってるな)
ちょっと下の方にいた気球をパシャリ。
谷に降りて、岩壁を近くで見せてくれる。
谷に降りている気球が連なって。
sunrise!
日の出っていつ見ても胸が熱くなって、涙が出そうになる。
そして気球の影がたまらん❤︎
海抜2000mの世界。カッパドキア の標高が1000mくらいなので、そこから更に1000m上空へ。
地面に降りたら、こうやって気球のてっぺんから空気を抜くんだ。
カゴから降りたらシャンパンで乾杯!朝からシャンパン!
パイロットさんと一緒写真撮りました。手に持っているのは搭乗証明書。
すっごく楽しかったー!
憧れの場所、ハットゥサへ
遂にこの旅の最大の目的地、ボアズカレ(Boğazkale)へ!
まずはヤズルカヤ遺跡から。
ヤズルカヤはヒッタイト帝国ハットゥシャシュの神々を祭る聖域で、岩場をそのまま利用した露天の神殿。今は土台が残るのみだけど、岩場には様々な神の姿が描かれている。
宗教的な儀式が行われていたとされる大回廊。ヒッタイトの主神、嵐の神テシュプと太陽神へパトが出会うシーンが彫られたレリーフがある。が、風雨に晒されてほとんど分からない。(そして写真も下手)
大回廊で最も大きい、トゥドゥハリヤ4世を描いたレリーフ。
続いて小回廊へ。最も有名な「地下の12神」黄泉の国への行進。
こちらは比較的きれいな状態でレリーフが保存されている。
守護神シャルマに抱かれたトゥドゥハリヤ4世。息子のシュッピルリウマ2世によって描かれたものとされる。王が死んで神に抱かれて冥界に旅立つ姿では、とも考えられており、この場所がヒッタイト王の葬儀に使われていたとも言われている。
この遺跡はまだまだ発掘途中。今後の発見が楽しみ。
そして遂に辿り着いた、ハットゥシャシュ遺跡!
完全に浮かれている。
遺跡全景。地図の下の方が標高が高い。まずはlower cityの神殿跡から見学。
ヒッタイトの主神、嵐の神テシュプと太陽神へパトに捧げられたものとされる、大神殿跡。大きな石灰岩のブロックでできた基礎の上に木枠をたて、レンガを積んだ建物だったけれど、今は礎石が残るのみ。
グリーンストーン。このあたりでは産出されないもので、ラムセス2世の贈り物とも言われ、撫でると幸せを呼ぶそう。私がガイドさんから聞いたのは子宝に恵まれるだったんだけど、今更調べてもそんな情報どこにも載ってないな?不思議。(とりあえず念入りに触っておきました)
奥に見えるのは復元された城壁。本当に、ほとんど何も残っていない。妄想力が試される。
遺跡の中をバスで移動し、Upper cityの南西に位置するライオンゲートへ。
左は復元されたもので、オリジナルはアンカラのアナトリア文明博物館にあるとのこと。今は返ってきてるんだったかな。
ライオンは魔除けのモチーフで、外から悪霊が入ってくるのを防ぐためのものだったそう。これが中国に伝わり、日本に伝わり、狛犬になった説もある。
次はいよいよ遺跡の最高地点、かつ私の最大の目的、スフィンクスゲート…
をすっ飛ばして!南東にあるキングスゲートへ。
発見当初は王の像と思われていたけれど、その後の研究で神を表したものと判ったとか。正直、スフィンクスゲートを飛ばされたショックが大きすぎてあまり記憶がない。
後から添乗員さんに聞いたところ、スフィンクスゲートはガイドさんによって外す人がいるんだとか。(石段の登り降りがあるので、怪我のリスクがあるからだって)
「天は赤い河のほとり」の最終ページが、この遺跡をスフィンクスゲートのあたりから眺めたイラストで、それをこの目で見たい!というトルコ旅行最大の目的は果たせず…いつか絶対リベンジしてやる…!!!
ちなみにこの時ショックすぎで死にかけていたのは私以外にももう1人いて、後に聞いた話では他のツアーでも同様のお客さんがいたらしく、添乗員さんが「スフィンクスゲートを省略してはいけない」と上申してくれたとかなんとか…本当だったら最高すぎる…
この日のトルコグルメ
キョフテ。ミートボールみたいなやつ。
ターゼ・ファスリエ。インゲンのトマト煮込み。
バクラヴァ。パイ生地に、ピスタチオなどのナッツ類を挟んで何層にも重ねて焼き上げ、シロップをかけたデザート。とにかく甘い。甘すぎる。
このごはん、旅行中で一番美味しかった!ショックが少し和らいだ〜
首都、アンカラへ
バスの中でリベンジを誓いながらアンカラへ。
アンカラ城を下から見上げるという斬新なアングルでの観光。
アンカラではすぐにホテルに行っちゃって、ほぼ観光はこれだけ。リベンジの際はついでにアナトリア文明博物館にも行くぞ。
帰ってきたイスタンブール
チャムルジャの丘。イスタンブールで最も標高の高い、絶景スポット。ふもとのアジア側の街、ボスポラス海峡、その先に広がるヨーロッパ側のイスタンブールの街を一望。
グランドバザールでしばしのお買い物タイム。チャイグラスを買ったけど、あれはもっと値切れたな。(悔しい)
出口がたくさんあるので、迷った時のために自分が入った入り口の写真を撮っておくのがおすすめ。
最後のディナーは、ガラタ橋下のレストランへ。こんなにお店が並んでいるなんて知らなかった!
最終日、空港へ向かう前に、ガラタ塔へ。写真の奥にひとつ頭が飛び出ている建物です。
塔自体はそんなに高くはないけれど、小高い丘の上に建っているので展望台からはイスタンブールの街を360度一望できる。
近くの路地裏がいい感じ。インポート物の洋服や雑貨が売っているお店がめちゃくちゃ可愛かった。
この日のトルコグルメ
ランチのデザート、テル・カダイフ。見た目のとおりシロップしみしみでめーっちゃ甘い。
ガラタ橋の下で食べた、魚のギュヴェッチ。
最後のトルコ飯!サバサンド!さっぱりしていて美味しい!
という感じで、長くなりましたが、あっという間の8日間でした。
ツアーだったので行きたい場所にいけない、という不自由はあったけど、それ以上にたくさんの見所を効率よく回れたのはとても良かった。そして何より、年齢も関係なくツアーの仲間と仲良くなれて、最後は修学旅行みたいな気分で。
私がこんな写真を撮れる日が来るとは思わなかった。宝物です。
また行ける日が来ますように。
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