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もう、裏切りたくない。

こんばんは。くろくまですʕ•ᴥ•ʔ



今日はこれからピラティス(初)です。


カイロの先生に、もしかしたらピラティスの方が合ってるかも、と言われました。

遠回しに優しく

インナーマッスル全然ないよ

って言ってくれたような気がする。

だって普段ゴロゴロしかしてないし、姿勢めちゃめちゃ悪いし。

自分の利益よりも、患者さんの身体を優先して他のところを紹介してくれるって、きっととても、誠実な先生なんだろうな。


そう、誠実。





私も、神旦那さんに対して、誠実でありたい。





私たち夫婦は、普段あまり性行為をしません。(唐突にすいません)

でも正直、私はたぶん(いやかなり?)性欲が強い方だと思うので、今の比較的安定して「あまりしない」状態になるまで、紆余曲折ありました。

今日はそれについて書こうと思いますが、そういう話が苦手な方は、ぜひここで止めてくださいね。







私はそもそも、性に奔放な時代が長くありました。

それは自分にとって、とても大きな悩みでした。

「私は性欲が強すぎるんじゃないか」

「そんな自分が恥ずかしい、穢らわしい」

そうやって自分を責める、けれどもそういった欲はふつふつと沸いてきてしまって自分が嫌になる、を繰り返していました。



初体験をしたのは大学1年生。
元々依存しやすく、恋愛にのめり込むタイプ。

性行為を経験したことで

男性に身体を求められること=愛されている・必要とされている→満たされる

と心の深い部分で強く認識するようになりました。

すると、恋人とお別れしたあとも、誰かに求められたくて仕方ない状態になっていきました。

今振り返れば、「女性として求められていないと私には存在価値がない」という自己認識になっていたんだと思います。



それ以来、お付き合いしているしていないに関わらず、自分の身体を、私を、求めてもらう先を探し始めて奔放生活に突入。


この人は私のことをそういう目で見てくれている、この人とは関係がもてる、それがなぜか分かってしまう。

サークル友達からバイト先、合コン相手など、寂しい時、不安な時、イケそうな人とはすぐ関係をもちました。


大学生ですから、若気の至りとして済まそうと思えば済ませられる人もいるのかもしれませんが、

私はそもそも自己肯定感が底辺だったので、そういう倫理的に「いけない」ことを、「やめられない」自分に絶望していきます。


そんなことを繰り返していたので、大切に思えるような相手とは出会えず、社会人に。



社会人1年目。

仕事に一生懸命取り組みました。(自信を持って誇れるほど)しかし、私の性に対する価値観は変わっておらず、可愛がってくれていた職場の先輩と不倫。

これが4年間に及びます。


この方とのお付き合いが始まると、他に性欲が向かなくなりました。それほど好きな相手だったのだと、その頃は思っていましたがそれは違って。

私の無限に溢れてくる性的欲求を十分満たしてもらっていたから、でした。

毎日のように仕事を早く切り上げてホテルへ。何度も何度も行為に及ぶ。
時には我慢できず、車の中や、ついには職場でも。

2人とも、狂っていたと思います。

単なる、性欲だけではなかったんだと思います。

自分の価値を、お互いに求められることで得ていた。求められることで、生きていた。



そんな不安定な関係はうまくいかなくなり。私がどんどん、本当の愛が欲しくて彼に求める、求めているものをくれないと泣き叫ぶ、罵る、愛情の確認行動がエスカレートしていき、彼もまたそんな私を持て余すようになり、破局。

その頃すでに奥様とも離婚されていたので、彼も1人になってしまう不安が大きかったでしょうが、それと比較しても耐えられないほど、私の彼への攻撃性は酷いものでした。


その後、職場の異動を経て環境は変わりますが、これまで1人の人とだけ関係を持ち続けることができた4年間の生活とは打って変わって、どんどん不特定多数の人と関係をもつ生活になっていきます。

「求められていないと存在する価値を感じられない」

わけですから。常にそういった人を求め続ける生活になります。

それが、苦しかった。

関係をもつ度にそんな自分に絶望して死にたくなる。事後に見知らぬ人の前でわんわん泣いてしまったこともありました。

この頃はすでにカウンセリングを受けてみたりして、自分がアダルトチルドレンなんだということは分かっていたけれど、何をどうしたらよいのか分からなかった。



そんな自分を見失い続けた20代最後の年。

婚活アプリで夫と知り合います。

出会った時は印象が薄く、他にも連絡を取っていた人がいたので、優しい人だなーという感想のみ。

それがまさか、私の人生をここまで強固に支え、私が私らしく生きていく力となってくれる人だったとは。

もしここまで読んでくれた方がいたら。

「運命の人は必ずいます。」

ということだけは、伝えたい。

あなたのことを理解しようとし、あなたがどんなに生きる価値がない人間だとしてもあなたを愛してくれる人が、必ずいます。

探すことを諦めないでほしい。




初めて夫と関係をもったのは、付き合って1・2ヶ月経ったくらいだったでしょうか。

私は、それまでの彼氏と呼べる人たちと比べて夫が、行為無しで私との時間を楽しんでいることに違和感を覚えました。

でも、初めて「した」ときに、夫の計り知れない私への愛情を思い知ったのです。

言葉にするのがすごく、難しいのですが。



夫は、私をだいじに、だいじに、抱いてくれました。

私はなぜか、どきどき感や性的興奮ではなくて、心の芯から全身が温かくなるのを感じました。生きていていいんだと。

そして、嗚咽しながら泣きました。

自分でもなんでこんなに涙が出るのか不思議で仕方なかったのですが、心の底から幸せだと感じ、「愛」って本当にあるんだなと思ったことを覚えています。


夫は私と付き合ったその瞬間からすでに、
私のことを愛してくれていました。

愛するということを、生まれながらにきちんと知っている人でした。

派手なことはしないけれど、普段の些細な言動からそれは伝わりました。

そして夫と私は結婚します。



こんなに素敵な夫が現れて、愛してもらえる素晴らしさを日々の生活の中で知っていく私。

それなのに、私という人間はどこまでいっても未熟でした。不安でした。


訳あって夫は、行為を進んでしようとしない人です。だから、「あまりしない」夫婦関係です。無いわけではない。人から見たら十分なのかもしれない。でも、私にとっては、足りなかった。

夫と結婚した後も、私は夫に当たり散らし、より夫を求め、もっともっとと、夫に求められようとしました。





夫に隠れて、何人もの人と関係をもちました。

常に、誰かに求められたくて。
そうしないと、存在する理由がなくなってしまう気がして。生きていてはいけない気がして。



1年ほど前、なんとわがままで身勝手な私は、

度々見知らぬ人と行為を重ねていること
申し訳ないと思っていても性欲が抑えられずに飛び出して行ってしまうこと
どうしても今の自分を変えたいこと

を話しました。

離婚だと言われても仕方ないと覚悟した。言う必要なんてないと思った。ただ夫を傷つけてしまうだけだと。でもどうしてもこんな自分が許せなくて、正直に謝りたかった。

なんて身勝手な告白だっただろうと今でも思います。


今までにないくらい、感情を乱された夫は。


それでも私と一緒にいると言いました。




そこから、現在まで、私は夫以外誰とも関係をもっていません。

当たり前、至極当たり前の話なのですが。






もう、裏切りたくない。





夫の存在は、私にとって神様のようなものです。

家事分担がどうだとか、収入が、容姿が、そういった類とは比較する対象にもならない、「ただ私を愛してくれる」という揺るぎないものを夫はもっている。


私を信じてくれる。


それは、私が最もできずにいることであり、
最もできるようになりたいことであり、
人として夫を、最も尊敬する部分です。




だから、私も夫を愛したい。

夫が私に日々くれている愛。

ただ信じる。それだけ。


でもそれが、どれほど難しいことで
どれほど尊いことか。




私もそんな風に、夫を愛せる人に少しだけ近づけているんじゃないかって、最近、少しだけ思う。


あまり「しない」夫を、今日は誘ってみよう。

もう、二度と、裏切りたくない。
絶対に。





私は幸せです。本当にありがとう。





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