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【歩き方】抗力で歩こう#4「感じるを鍛える」

結論:「感じる」は最強の武器

「歩き」を行う上で「感じる」ことができれば
「歩き」が向上し様々なことができるようになります。

「感じる」は人が持つ「五感」です。
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、そして触覚。

「歩き」は五感の中でも主に 「触覚」を使います。

1.触覚 イコール 触れる力。


「触覚」で働くのは「皮膚」です。
「皮膚」が触って得られた情報を脳に送り、脳が様々な判断します。
その判断からまた身体全体に信号を送り動きや反応になります。
この感覚を鍛えることにより動きや反応に変化を起こすことができます。

2.感覚を鍛える


「感覚」を鍛える方法は 「小さな違い」をわかるように鍛えます。

「違い」が鍛えられると大きな差よりも
小さな差のがわかりやすくなります。
なぜかというと わかりずらい小さい差の方が
「感覚」が働くからです。

例えば 
手で頬に触れる時触れるか?触れないか?
しっかり触ってる時より小さい力で触れようとすると
感覚が働きます。
しっかり触ると、触っている感覚はわかりますが、皮膚の情報は
送られてきません。しかしとても小さな力で触れようとすると
頬の細かな産毛や皮膚表面などを感じます。


3.感覚は大きな刺激で働かなくなる(バカになる)

感覚は大きな刺激を受けるとその大きな刺激で小さな
違いがわからなくなります。感覚がバカになります。

例えば 
聴覚は大きな音の中 音を聞くと音の種類はわかりません。
味覚は濃い味や刺激的な味は素材の味はわからなくなります。


反対に 
聴覚は雑踏の中で人の話し声が聞こえてきたり
味覚は薄味の食事ですと素材の味の違いがわかります。

このことは特別に鍛えるのではなく、
感覚の機能に気が付くことが大事なのです。


4.感覚は小さな差に働く

感覚は小さい差のが働く主観的理由は

人はやく200万年前から狩猟と木の実等を採集して生きてきた。
その時、風むきや匂いになどで敵を感知したり、食べられるものか
食べられないものか?判断したり、危険が(敵)が近くにいないか?
その察知する方法は機械などは全くないので、人の五感を
使って察知していたんだろうと推測します。
風が運んでくる匂いや気配も感じ生き延びてきた

とはるか彼方の昔を想像します。


5.感覚を鍛えるトレーニング方法

さて、実際に「感覚」に気づくにはどうしたらいいのか?
それは自分の体の中を「スクーリング」するもしくは「内観」する方法で
気づき、磨くことができます。

この方法はフェルデンクライスメソッドのレッスンで最初に行う
ボディーマッピングという技術です。

実際にどのようにするのかというと
床に仰向けで横たわり呼吸を整えます。

そして先生の呼びかけから体を見ていく方法です。
呼びかけは足から順番に頭の方に上がっていきます。
その呼びかけは 左右の比較や床と距離や床への接地面積はセンチぐらい
などを順番に見てきます。この時呼びかけへの返答は具体的な答えます。。 


例えばこんな感じです。

質問:「右の踵と左の踵 どちらの方が床への接地面が多いですか?」
返答:右と左では右の踵接地面積のが1、5倍ぐらい大きい。
質問:「右の膝うらと、左の膝うら 床との距離が離れてますか?』
返答:右膝のが床から3センチ離れている
質問:背中のどこが床に接地してますか』
返答:背中の肩甲骨右側が大きく接地している
etc

このような質問が投げかけられ、
そのことを頭で考え具体的なもので置き換えます。
答えが合ってるか?合っていないか?よりも、自分の中でその違いや感じ方を学んでいきます。

このことにより自分の体をゆっくり見ると
自身の身体の違いや変化に気づくようになり
外部から刺激も気付きやすくなります。

二人で行うのがいいほほうですが
一人でも行えます。
一人で行う場合が自分で自分に問いかけをしてください。

6.気づきは体を変えるチャンス

 自分へのボディマッピングができてくると違いを気づけるようになります。 違いがわかるようになると、人の動きや真似が上手になります。
それは自分の体をコントロールできる証でもあります。
そのことにより動きへの理解度が高まり、
自分の体を自由にコントロールできる武器を手に入れられるのです。

百獣の王である武井壮さんは 身体コントロールの方法を
魔法の動きと呼んで行っています。


7.まとめ

「感覚を鍛える」ことは「小さな違い」がわかるようになることです。
これは特別ではなく 今ある人の身体に備わる「感覚の機能」です。
その機能を再発見するだけです。そのことにより
全ての運動パフォーマンス向上にもつながる武器になります。

抗力で歩く」は感覚で得られた体の流れを感じ、感覚によって様々なエネルギーを得て歩く歩きです。 次回は体の流れ、動く仕組みについてお伝えします。

今日も皆さん最後まで読んでいただき感謝申し上げます。

Abrazo

GYU



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友人でもありフェルデンクライスの先生でもある
あべこべ体操創設者 北洞誠一氏





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