映画から舞台へ、名作「鍵泥棒のメソッド」→「鍵泥棒のメソッド リブート」
舞台「鍵泥棒のメソッド リブート」下北沢本多劇場にて、1月21日まで。
映画「鍵泥棒のメソッド」は、私の好きな映画のひとつ。何度も見た。
そのシナリオの構成の見事さと、映画であることを思い知らされる
どんでん返しと危機。
何人かの友人に「面白いから観て」と伝え、テレビで録画したのを
DVDに焼いて、観て貰ったこともあった。
その映画が、舞台になったと聞いて、「これは行かずばなるまい」と
早速チケットを取った。
マギーさんの演出は、期待した通りの面白さ、イヤ、それ以上だった。
冒頭、以前ライブを観に行った「街裏ぴんく」さんの漫談風前説から始まり、そのまま、本編の芝居に入っていく。
進むにつ入れて、実はそれが、伏線でもあったと気付く、
それはまさに映画「鍵泥棒のメソッド」の構造そのままなのだ。
この舞台、とにかく油断できない。
特に遅れてはダメだ。開演10分前には席にいないといけない。
そういえば、昨年末に観た芝居も、5分前から仕掛けが始まっていた。
ブザーがビーで、ハイスタート。
という芝居のやり方に不満を持っている演劇人も多いのだろう。
それらクリエイターの抵抗としては、
メインタイトルが、本編の最後になって出る、など、映画に多いように思うが、演劇も昔から多い。
ラストで舞台の背面の壁が開いて現実世界と結びついたり、逆に冒頭、主人公が外から入ってきたり、と枚挙にいとまがない。
さて、次はどんな驚きを与えてくれるだろうか。
それともう一つ驚いたのは、会場の本多劇場が意外に狭かった事だ。
窮屈と言う意味ではない。
実は本多劇場のこけら落としの時、劇場で行われたイベントを撮影するバイトをしたことがある。その時は、なんて広い劇場だと思ったのだが、
40年もたって、身長が伸びたのかな?・・・そんな訳ないか。
舞台「鍵泥棒のメソッド リブート」は、
下北沢本多劇場にて、 1月21日まで。
まだご覧になっていない方は是非。
おわり
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