「映画が先か、書籍が先か」
「原作から作った映画」、または「映画を書籍化する(コミカライズやノベライズ)」の場合、書籍と映画のどちらを先に読む(又は観る)か、ということが話題になることがある。
一般に、「映画と原作」の場合はどちらでも、その人の好みで良いと思われるが、
「映画とノベライズやコミカライズ」の場合は映画を先に見るのがセオリーであろう。
私は、一時それについて悩んだ時期もあったが、ある時にそれぞれ別のものだから、
それぞれがそれぞれで別のものとして、鑑賞し楽しめば良いのだと結論を付けた。
もちろん今もその原則は変わっていないのだが、この「スパイの妻」だけは少し違う。
これは、個人的な感想であるという事を改めて記しておくが、
この「スパイの妻」の場合、まず最初にコミックスを読んでから映画を観るべきである。
理由は実際にお試しいただければ、お判りになると思うし、
全く違う感想を持つ方もいらっしゃるだろうから
もう一度言うが、これは個人の感想なので悪しからず。
私は、映画の後にコミックスを読んだ。
その為、まず怒りを感じ、最後に薄気味の悪い恐怖を感じた。
もし逆だったら、違った感想になったであろう。
だがきっと、薄気味の悪い恐怖は、逆に強く感じたかもしれない。
それは、考えすぎであって欲しいとも思う。
いずれにしても、今は作品から、その製作者(作家や制作会社)の
立ち位置までも感じ取られてしまう時代なのかもしれない。
*「ノベライズ・コミカライズ」とは、主に映画やその脚本から、小説や漫画を作ること。逆の場合は「映画化」。
#朗読 #映画 #コミックス #スパイの妻 #戦前 #原作ありの映画 #日本 #ノベライズ #コミカライズ #希望 #好きなもの #スキしてみて
いいなと思ったら応援しよう!
ありがとうございます。はげみになります。そしてサポートして頂いたお金は、新作の取材のサポートなどに使わせていただきます。新作をお楽しみにしていてください。よろしくお願いします。