コーヒーの傍に。
彼女の笑顔が見たいから、自分は一緒にいるのだ。
そんなことを話している俳優を見たことがある。
人が人と一緒にいる理由はそれぞれだと思うのだけど、この考え方はなかなか意を得ているなと思った。
確かに、一緒にいる時に笑顔を見られるのは嬉しい。
そしてその笑顔が自分にとってとびきりの好みだったら、生きててよかったと思えるくらいに嬉しいことだろう。
同じように。
笑い声も自分の耳に心地いい声というものがあるのだと思う。
自分の好きな声、好きな笑い方。
それは、つまりその相手を想うが故なのかも。
コーヒーの傍に。
自分の好きな、笑顔と。笑い声と。
そんな時間がかけがえのないものだと
いつも気付ける自分でありたい。
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