人間が自分一人で人生をなんとかしようと思ったら
私は続ける以外に無いと思っている。
この「ライフハック」はウケが悪い。習慣の本はこの世に掃いて捨てるほどあるわけだが、本質をついた本は私はほとんど知らない。
続ける習慣という本以外には。
この本が唯一この時代に、人間が一人で救済される方法を示している。
習慣の本は結局のところ自己啓発的な意味合いから結果を重視している。
それを続けた結果どうなるか、続けることで大きなことができるとか云々。
しかし、続ける習慣という本だけは、ただ続けるということだけを本質的に抉っている。
だから例えば著者の習慣の中には空の写真を撮ってinstagramにあげるといったような習慣がある。
おそらくこれを1年でも1万年でも続けたところでそれ自体で何か生み出すこともない。
ただ続けていること自体に価値がある。
そしてそのことが人生の何かを不可避的に変えてしまう。
そして自分でやると決めてそれを続けることができているということ自体が自分の人生の手綱を握り直すということになる。
これは他人から見たら非常に馬鹿馬鹿しいと思うかもしれない。毎日空の写真を撮ったら人生が変わる?馬鹿馬鹿しいそんなもんあり得ない。と思う。
もちろんこれは、人生を変えるためだの、フォロワーを得るためでもない。続けているうちに勝手に変わってしまうのであって変えることが目的にはならない。そんなことを目的にしたら、続けること自体が苦痛になるだろう。
前にも書いたかもしれないが、世の中には10時間勉強する方法はたくさんあるのに1分を1年続ける方法はどこにも書いてないのである。
1分?そんなの簡単にできるよ、と思うかもしれない。
しかし、私たちはたった1分でさえ1年休まず続けることをしないのである。
今日はいいか、でやらなくなるか絶対にサボる日がでてくる。
今日からなんでもいいから1分でできることを1年続けてみませんか。