(似非)魔法の言葉 006 「子供のやったことだから」
子供というのはとにかく予測不可能な存在であり、可能性の塊であることを絶えず現実社会に証明する様な行動を重ねます。
やんちゃな場合は親御さんがちょくちょく学校に呼び出されてたりしますね(゚д゚) アタマ カカエテタヨ
その行動は時に家庭・学校に収まらず、地域社会全体へ影響を及ぼす様な規模になったりと。
まぁ大抵はそんな大事にはならないのですが、それでも小さな範囲で摩擦を起こすことがあるわけです。
そんな時に語られる定番の言葉があります。
「子供のやったことだから」
私自身小さい頃によく耳にした言葉です。
遊んではいけないと言われた場所に立ち入ったり、言ってはいけない言葉を口にしたりと。
そんな子供たちにゲンコツが落ちる際にセットで投げかけられる赦しの言葉なんですよね。
うちの子じゃないけど、おまえら全員地域で面倒見てるんだからな!そんな厳しくも温かい優しさが垣間見える言葉です。
でもここ何年かでちょっと状況が変わってきた気がします。
「子供のやったことだから」
これを悪さをした子供の親自身が言うらしいのですよ。普通は迷惑を被った側の大人が激怒したり畏まり過ぎる親を宥めたり慰めたりといった言葉だと思います。
少なくともやらかした本人でないとはいえ、監督責任を持つ人間が口にできる言葉ではない筈です。こんな台詞を出せるのは将軍様か王女様くらいではなくて?(;´Д`) スマヌ、ユルセ テキナ?
世の中そんな頭のネジが抜けた人ばかりでは無いと思うのでたとえ子供がやらかしたことは事実でも、それに激昂した相手があまりにも大人気ない詫びを求めた際の仕方のない返しだったのかも知れません。
まぁそれにしては最近毒親の報告例が多すぎる気がします。こうなると昭和〜平成は真っ当な親にしっかりと躾られていた等の話が出てくるのですが、単純にSNS 等で可視化される様になっただけかも知れませんし実際のところは分かりません。
ただ私が子供時代を終えた頃に「叱れない親」が増えたとの話もありましたのでその辺も影響しているのかも知れませんね。逆に昭和が「叱りすぎる親」だった可能性もある
ただ肌感覚で自分も感じることに他人の子供に干渉しづらくなったというものがあります。
これは地域交流の減少や不審者対策等もあり仕方のない部分もあるのですが、「挨拶」したら通報されたという冗談が笑えなくなった部分であったりと。
まぁ叱る側が常にまともとは限らないのでどちらが良いかは分かりませんが、他人の子供に無関心にならざるを得ない環境もそれはそれで「誰かが見ている様で実際は誰も見ていない」感じになりそうで少し怖い気もします。監視カメラもそうですが、牽制にはなってもいざ有事となれば基本的には後手の装備ですからね。
そういえば若い世代はメンタルが弱いとよく言われますが・・・仮に事実として話を進めればもしかすると赤の他人から叱られる機会が減ったことが関係するかも知れませんね。
叱られ慣れていなければ、いざ社会に出て叱責を受けた際にそれが正当なものであろうとなかろうと本人のダメージはとても大きい筈なので。
「叱られた」という結果のみが重い事実として残ってしまうような気がします。
なので単純にメンタル(HP)が少なくなったわけではなく防御力(面の皮)が薄くなったことで軟弱なイメージに繋がったのかも知れません。
まぁ結局は環境と個人で結果は変わるので、この辺の雑な分析はお酒の席での与太話にしかならないのですけどね。
ここらで話を降り出しに戻して、幸い私は致命的な状況で毒親に「子供がやったことだから」と言われたことは無いのですが、もしそんなシチュエーションに遭遇したら・・・
「はいそうですねm(_ _)m」
と言いそうです。 ただ・・・
「なので親御さんが代わりに責任を取って頂きますね!(゚∀゚)」
と付け加えます。
あ、これ逆ギレされますかね?(笑)
これも一種のおまえがいうな(おまいう)案件なんだろうなぁ(;´Д`) セチガライ
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