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ハードボイルドとたのしいおともだち (亜空大作戦スラングル)

亜空大作戦スラングル・・この作品を知ってますか?と尋ねると大抵の方は「ゴリラ♪ ゴリラ♪♪」と返してくれるそうです・・・って、何処情報だよ!

亜空大作戦スラングルは1983年に国際映画社が制作したロボットアニメです。

まぁロボットアニメといっても活躍するのは主にチームメンバー達でロボットはその作戦上の切り札的な位置付けでしょうか。

そのロボットもトレッカー・ヴィークル / クルーザーという呼び名でそのデザインだけでなく関連メカニック含めてちょっと特徴的というか変化球な感じです。

まぁわかる人には「国際映画社のアニメだよ!」と伝えるだけで変化球を納得してくれる安心感はありますね(笑)

国際映画社といえば本編が息切れする程に気合の入ったオープニングなのですが、このスラングルもそれなりにオープニングが有名な作品だと思います。

スラングルのオープニングは前期と後期で2種類あるのですが、後期は本編は違うのに正統派ロボットアニメ的な雰囲気でとてもかっこいい感じです。

では前期は・・・といえば冒頭の「ゴリラ♪ ゴリラ♪♪」に集約されるわけです。

なんというか80年代って「ゴリラ」とかそんな感じの野生の王国(懐かしいな!)的な名前がかっこいいと思われた文化があったようなのですね。

西部警察の血筋、ゴリラ・警視庁捜査第8班も同じ流れなのかもしれない。

何故か伝聞系なのは・・・幼少期の私自身が「あまりかっこよくないなぁ」と思っていた身も蓋もない話だからです(;´Д`) ゴリラ♪

とはいえ作品としての亜空大作戦スラングルはとても好きなのですよね。ブライガー同様にプロフェッショナル達がその技術を持ち寄って困難なミッションを達成するところはスパイ大作戦を彷彿とさせます!・・・というか、制作時に参考にしてた様子です。

そんな渋いかっこよさ(を目指した)スラングルですが、私的には前期オープニングのとある一コマが印象的すぎてハードボイルドな空気に成り難い記憶がありました。

注目!

軽快なリズムと共に愛機セントロスーパーを侍らせスマートにポーズをとるスーパースター・・・あ、スーパースターというのはコードネームなんですよ。コードネームとはいえスーパースターってどうなん?

あの鈴置洋孝ボイスでニヒルな台詞が聞けるぞ!

オープニングも曲調が変わって最後の盛り上がりに行くぞ!ってタイミングでとてもかっこいいワンシーンの筈なんですが・・・


おともだち


たのしい幼稚園


このテロップがやけに目についてしまいどうにも世界に入り込めないのです(笑)

ポーズを決めてドヤ顔!
(時間もないのでコラも雑)


国際映画社の作品は何かとOP詐欺等でネタにされがちなんですが、言う程本編は酷くなかったりします。

寧ろ独特な世界観と明後日方向に突っ走った個性的なメカデザインが気がつけば癖になる感じです。音楽と声優陣はいつも安定していますしね。

しかし改めて歌詞を眺めると「ゴリラ♪ ゴリラ♪♪」そんなに言いたかったんかってだけでなく、使いたい言葉を並べたぜ感が凄いです。

サティスファクションの行とか「満足 ゴリラ スラングル」という理解でいいんだろか?(笑)

山本正之さん渾身の音楽が個性的な世界観や作画と共に炸裂する亜空大作戦スラングル。

イロモノ扱いされる事もあるけどなかなか面白いので機会があれば是非。

スーパースターが君を待ってる!
(かもしれない)


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<サブカルざんまい>

サブカルチャー的なものを中心に緩く語っています(゚∀゚)


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