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ごみ箱とは遠路はるばる辿り着くキャンプ地よ (Windowsごみ箱活用問題)

少し前にごみ箱を作業フォルダにするライフハック?が悪い意味で話題になっておりました。


いやー飛び交う負の感情のぶつけ合い。


「そんなバカなこと勿論してなかったよなぁ?」


的な空気に漫画とかでよくある自分の出自で葛藤する主人公の気持ちが重なっておりました。

え、どういうことかって?

私・・・ごみ箱むちゃくちゃ活用してたのですよ(;´Д`)


「コンピューターエンジニアなのにごみ箱がホームなんてエンジニア1年生迄だよね~(あのAA)」


そんな言葉が飛んできそうな空気だったのですっごく肩身が狭かったですね(笑)


さて、実際によく使っていたのはたしかなのですがそれには理由があることも書いておかないと告白(懺悔ではない)をした意味が薄いのでここからはあれこれと。


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ごみ箱を仕事ではイレギュラーに活用しているが、私用ではただ捨てる場所。

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結局「おまえはごみ箱活用推進派なのか、ごみ箱活用撲滅派なのか、白黒つけろよこの蝙蝠(コウモリ)野郎!」と言われそうで被害妄想激しく怖いのですが・・・

まんま書いたとおり仕事では活用するけど私用では活用することはないわけです。

なので私個人のスタンスを簡潔に言えば「ごみ箱はファイルその他を捨てる際の一時的な仮置き場であり、何時消えてもおかしくはない場所」ということに。

では仕事で何故使うという話に移りましょう。普通仕事であればそんな曖昧な場所をファイル置き場にするのは頓珍漢な行為と思われますし、場合によっては罵られます(;´Д`) ココロガ イタイ

ですが仕事でコンピューターを使う場合は常に自分の好き勝手に出来る環境ばかりではありません。

特にクローズドな設備の場合はソフトのインストールはおろか、ファイルのやり取りにすら多大な労力が必要な場合があるわけです。

私が触れていた設備の場合だと完全なクローズドネットワークなので外部からファイルをアップロードなんて話は夢物語です。

またUSBをぽんぽん差し込める様な環境でもありませんし、場合によってはUSB何それ美味しいの?的なハード的な都合で物理的に端子自体が存在しない特殊な機材だったりと。

場合によっては申請書を何枚も提出した上でどうにかクローズドネットワークに送り出したファイルを複数機材を経由してようやく目的地まで移動する初代ドラクエの様な「敵の城は見えているけど、その城に乗り込む迄が右往左往」といった手間をかける場合があるのですよ。

やっている本人が一番
やりたくない迄ある


フェイクを多量に織り交ぜているとはいえ非効率な話とは思いますが、その非効率が必要とされる環境もあるわけです。望まずそうなってしまった事も否定はしない。

まぁわかる方にはわかって貰えるというか、「何いってんだこいつ」と思われたとすれば恐らく想像している環境自体が私とその方で大きく違うんだろうなぁ・・・と思います。


さて、本題に戻ってどうしてごみ箱を活用するかなのですが、基本的にその手の作業用端末は運用に関わらない余計なものを残せません。

たとえアップデートに必要なツールやファイルだとしても使わない時に存在するのは余計なものでしかないわけです。

かといって都度天竺を目指す様に最初からファイルを目的地まで転送するするのはなかなか大変で、場合によっては日程や関連機材の使用タイミングで実質不可能な場合があります。あと・・・申請を受け付ける側も大変でお願いし難いといった事情もあったりと。

そんな時に誰かが気がつくわけです・・・「このごみ箱、消されてないぞ!」と。

そして気がつけば暗黙のルールとして「ごみ箱は自分が関わったファイル以外は抹消しない。」が顔を合わせたこともない人々も含めて共通認識になっていくわけですよ。

とはいえ時折善意の第三者によって真っ青まっさらな感じに整地されてしまう事もあります。

「あぁ空き容量むちゃくちゃありましたけど、気持ち悪いんで消しときましたわ、ワハハハハ!」

その後、彼の姿を見た者は・・・


勿論そんな不確定なものを当てにして工程を組むわけにはいきませんから、あくまでごみ箱にファイルが残っていない場合も考慮した日程で作業をします・・・作業させろよ!

最初から日程が縮まって無ければ無駄では?と思われるかも知れませんが博打的要素はあれど作業のひとつにスキップの可能性がある場合、現場の負荷は大きく下がるわけです。(勿論蘇生したファイルやツールの正常性確認はします。)

何故こんな話をしたかと言えば、別に主語も大きく「ごみ箱活用万歳\(^o^)/」と語りたいとかそんな話ではなく、「こんな使い方もあったんンゴねぇ・・・」といった歴史の足跡を残したかったわけです。


好きでやってたとかそんな話でなく、創意工夫や苦肉の策で行うお仕事あるある話ですので、当時の生の声が残るのは後に続く人達のネタになって面白いのではないかなぁと。

打つ手が限られた自分達の手の届く範囲で出来る事をする。

仕組みを変えるのが一番だけど、それを成すのはまた別のお話。

という雑なまとめも置いときましょうか。


いろいろ語りましたがその辺に転がっているモブエンジニアの昔話ですので、ごみ箱活用推進派 & ごみ箱活用撲滅派の両陣営のそれぞれにはお目溢し頂きたいと思います。

m(_ _)m

それはそうと元々のWindows(英語版)のごみ箱ってリサイクル箱か何かではなかったでしたっけ?

もしそうなら元々の立ち位置が違ったり、長い歴史の中で活用の仕方が変化したりという可能性も微レ存・・・ですが、毎度お馴染み余力が皆無なので見なかったことにします。(まぁどの場合でも完全消去迄に確認用のワンステップを入れる場所ではあったかと。)

え、結局白黒つけてないぞ蝙蝠野郎って?
いや、だって私ごみ箱党ではなく掃除機党なのでこの件は元々外野なんですよハハハハハ(゚∀゚)

同士には通じる
エンブレムよ!


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<某月某日の嵐>
主にオチがつく感じの思い出話を語ってます。


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