食歴というもの、あってもいいのでは？（中）
拝啓、ブリア＝サヴァランさま
私、食べ物で表されているのでしょうか…？
「食歴というもの、あってもいいのでは？（上）」につづきまして、中学生から高校生までをつれづれなるままにようようします。
4. 中学生
中学1年生
熱々あんこもちと冷たいバニラアイス。今では「熱い（甘い or 苦い）×冷たい（甘い）」たべものは王道の組み合わせですが、当時の私にとっては世紀の大発明でした。
「おぬしも悪よのう」と父と言いながら食べる。それはお正月明けの夜ご飯の後でした。幸せでぱんぱん顔になり、部活で新年の話題になれたことを思い出します。美味しさの発明家にワタシはなりたい…。
中学2年生
バスケ少女、人生で一番動き、食べていた頃です。鶏そぼろと炒り卵のおにぎりを1日6個、多い時は8個ほど食べていました。6個を1つにすると、バスケットボール1個分の大きさになりそうだな。気になった人は試してみてくださいね。私は遠慮しておきます…。
二色丼ではなく、なぜおにぎりにしたのかって？食べる時間がないからです。今の私からここで一句。
明らかに 米を減らせば いいじゃない
明らかに 米を減らせば いいじゃない
正直に言います。お上品な量では足りないの。
「お腹が空いたのか、お腹が痛いのかわからない症候群」に襲われるのです。先生に保健室に行くかと心配されたことも。（こんなことで心配させてすみませーん）
予防のために、平日の朝ごはんは納豆ご飯どんぶり1杯に食パントースト2枚を食べていました。
当時としては正常運転。異常なし。
人生、食べる意欲が向上しているときは伸びしろなのかな。いろんな意味で☆
中学3年生
塾の後のコンビニスイーツは、仕事終わりのビールのようなものでした。ここでまたしも父が登場。（出ました。出ましたよ～。次は何をしてくれるのでしょうか。）
塾のお迎えをしてくれて、コンビニに寄り道するのが鉄板。（なんていい父！）白い生地のクリームたい焼きとメロンパンに謎の安心感を覚えていました。
たいやきは白いし、和菓子だし低カロリーだからOKでしょ！メロンパンは朝ごはんだから問題ないでしょ！
量が（体）量を呼び、部活を引退してから卒業するまで7kg成長しました（照）ラッキーセブン。幸運の女神に微笑み返しました。
5．高校生
高校1年生
母の手作りのお弁当。お弁当時代の幕開けです。
「冷凍食品なるべく入れないで。手作りのおかずがいい。」
なんて無茶なお願いをしていたのか。
懺悔、ざんげ、なおザンゲ。
彩り豊か、野菜たくさんのお弁当を友人から褒めてもらうたび、鼻の下を伸ばしていた当時の私。母作だぞ！自分の作品ではないぞ！
私にとってお弁当は、幸せの家庭外持ち出し品でした。
高校2年生
クラス内に結成した「パン部」。生徒会に持ち出すのはためらわれたので、泣く泣く学校非公式で活動しました。
〈団体名〉
パン部
〈活動内容〉
地元のパン屋さんの食べ比べ・・・それぞれが自宅近くのパン屋さんで買ってくる / 学校前にベーグル屋さんの行列に並ぶ
〈場所、日時〉
・人の少ない朝早くの教室で。
・白昼堂々お昼休みの教室で。
何とも効率の良い、ハッピーシェア活動だったのかと感心します。しまいには勉強そっちのけで手作りパンを持っていくようになりました。
部長、熱入りすぎっす。
高校3年生
涙の夜ごはん。泣きながらご飯を食べたのは、記憶上中学2年生と高校3年生の2回だけです。悩み多き年ごろですよね。悔し涙で家に帰り、ごはんの時にも思い出して悔し泣き。
「心はこんななのに、なんでごはんは美味しいんだーーー」
また泣きます。白ごはんで泣きました。最後らへんはもう泣いている理由もわからない。
「泣きながらご飯を食べたことのある人は、生きていけます。」
同じクラスだったRちゃんから教えてもらったドラマ・カルテットのあるセリフです。
おーい。そこの17歳の少女。無事じゃなくても生きてますので。そのご飯、味わって食べな。キラーン
なーんて偉そうなことはまだまだ言えませんがね！一緒に頑張ろうやないの！
「食歴というもの、あってもいいのでは？（中）」これにて終了。
中学高校は漠然としたセレクトになってしまいましたが、食歴らしくなってきたのではないでしょうか？
それでは、また次回！
p.s. そのほか、思い出される好物
・父が釣ってきたアジの南蛮漬け、イカゲソバター
・お祝い事恒例のラザニア
・黒酢玉ねぎドレッシングのかかったレンコンサラダ
・お誕生日のケーキは決まってイチゴのタルト（お店も指定）
・友人の母のカフェの鶏ハムサンド
・購買のミニクロワッサン
・好きな人にどう話しかけていいかわからず渡し続けた塩分チャージ
・部活の同期との広島旅行で食べた揚げもみじまんじゅう
などなど