食品を冷やすって…結局どういうこと?
こんにちは。グンゼの前原です。
プラスチックフィルムを製造しているグンゼで培った経験を活用して、
noteでは 食品パッケージに関する雑学や豆知識を提供しています。
緊急事態宣言も延長され、大好きな居酒屋に行けなくて辛い日々…
自炊する頻度も増え、尚更外食の素晴らしさを感じています。
そういった夕食難民の救済として、今やおひとり様用のカット野菜や惣菜、冷凍食品など 多種多様な食品が店頭を彩っています。
先日のnoteでも掲載しましたが、冷凍食品が増えているな~と感じている方も多いのではないでしょうか。それはなぜか…??
代表的な理由はこのあたりでしょうか。
① 保存がきくから
② 利便性・即食性
③ 型崩れしないから
①、②は 購入者である我々も納得の理由かと思いますが、食品メーカーさんとしては③も結構重要な理由なんです。
例えば、唐揚げを店頭販売する場合、食品メーカーさんからスーパーやコンビニさんに卸す間に、衣がペロッと剥がれたらどうなるでしょう…。
それはもはや『唐揚げ』を名乗ってよいものか…(鶏肉…?)
作り手としてはやはり一番美味しい状態で購入して食べて欲しいですよね。
そのためには型崩れしないように冷凍して固めて搬送して、
店頭で解凍&フライする、という選択肢になったんでしょう。
昔は冷凍というと、若干ネガティブなイメージをもたれていた時期もあったかと。それってもう古い。今や冷凍食品が「一番美味しい」まで上り詰めてます。
先日、急速冷凍のパイオニア的な存在の「㈱テクニカン」さんをお邪魔致しました!
ブライン冷凍というアルコールによる急速冷凍の販売を主軸とされています。通常の空冷に比べて、短時間で冷凍され、食品の細胞壁を壊すことなく冷凍できるため、解凍した時に美味しさをキープすることが可能となります。今まで冷凍できなかったものがどんどん冷凍され始めています。
そもそも「冷やす」とは何なのか? 温度?環境?
この動画をみたあと、冷凍の概念が変わるかも?
ではまた!