《24》【読書感想】全員経営者マインドセット(吉田行宏)
こんにちは、田中梓です😃
今日は「全員経営者マインドセット」という本の感想について書きます。
経営者というワードが入っていますが、誰かと一緒にチームを組んで仕事をする人……つまり、ほとんど全員といってもいいくらい多くの人に読むことをおすすめします。
そして、社会人だけでなく、部活やクラスなどの全員で士気を高めて目標を達成したい学生の方々も読んでみるといいかもしれません。
マインドセットマトリクスで気付けるチーム状況
この本の特徴は、ただ読者がどんどん読み進めるのではなく、所々現状について振り返るワークがあるという点です。
ワークというのは、「あなたの組織の課題は?」「あなたのチームにはどんなモチベーションの人が多い?」など、自分のチームについてじっくり考えてアウトプットするという内容。
そして、ポイントとなるのはマインドセットマトリクス。
マインドセットマトリクスとは、能力×当事者意識のパーセンテージで示す組織の分布図です。
例えば、社長はスキルが高く、当事者意識も100%なので、マトリクスは右上(図で言うとMSS)に位置します。
反対に、入ったばかりの新入社員で当事者意識も低いという人がいれば、マトリクスは左下(図で言うとD)になってしまいます。
自分の組織メンバーをマトリクスに書くことで、組織全体としての能力や意識が俯瞰的にわかるのですね。
リーダーだけが優秀、スキルだけで勝負は組織として伸び悩む
この本を読んでいなければ、「私は優秀なリーダーが一人いれば事足りる」「伸び悩んだらスキルを持った人を採用すればいいのでは?」と思っていました。
しかし、リーダーだけが優秀・スキルだけで勝負という組織は、壁にぶつかって伸び悩んでしまうそうです。
組織全体として成長し、目標達成するには全員が経営者のようなマインドを持って自主的に動くことが大切です。
スキル習得はある程度の時間が必要ですが、マインドを変えるのはきっかけ一つですぐに変えられそうですね。
反対に、きっかけや何とかしたい意識がなければマインドはいつまでも変わらないとも言えますね。
組織全体で動いているクライアント様
自分が請け負っている案件の一つに、チームワークが良くて、リーダー以外の人でもリーダーのような意識を持っているクライアント様がいらっしゃいます。
つまり、リーダー一人がずば抜けて優秀で、その他はほどほどの意識で付いていくというスタイルではなく、肩書に関係なくリーダーのマインドを持っている人ばかりで成り立っているという印象です。
「組織の仕事は自分の仕事」「チームのために自分が一番頑張るぞ!」という人たちが多く、組織が団結する大切さを近くで見させていただいています。
この組織の社長は事業立ち上げから数年ですが、全員が経営者マインドで早々に軌道に乗って黒字経営となりました。
全員経営者マインドセットは、成果においてメリットがあるだけでなく、組織全員が楽しそうにやりがいを持って仕事に携われると感じます。
自分も組織の一員として影響力があると自覚するだけで、仕事の質やセルフイメージは一瞬で良い方向に変わるのではないでしょうか?
全員がやりがいを持って目標達成に向かって動けるチームは、きっとどんな事業や仕事であってもうまくいくと思います。
私もチームで仕事をする際、肩書きや人数規模に関係なく、経営者マインドセットを持ちます!
ここまで読んでいただきありがとうございました😃
今後ともよろしくお願いします✨
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