筋肉ドリンク〜BCAA、EAA〜
そもそも何で飲むか知っていますか?
色々理由があります。
・筋合成を促し、筋分解を抑制する。
・トレーニングの集中力を高める。
・乳酸を除去しトレーニングの持久力を高める。
(腹部の脂肪燃焼効果と肥満抑制作用があると報告されています。下の2つの文献を参照してください。)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/9059905/
肉体的にも精神的にも効果があります。すごいっすね。
BCAAとEAAってなに?
BCAAはBranch Chain Amino Acidsの略で分岐鎖アミノ酸のことです。
EAAはEssential Amino Acidsの略で必須アミノ酸のことです。
まず知って頂きたいのが、アミノ酸は全部で20種類あるということです。
BCAAにはバリン、ロイシン、イソロイシンの3種類のアミノ酸が含まれています。
EAAはバリン、ロイシン、イソロイシンに加えてメチオニン、リシン、フェニルアラニン、スレオニン、ヒスチジン、トリプトファンの計9種類が含まれています。
BCAAとEAA、プロテインの包含関係は以下のようになります。
BCAAはEAAに含まれていて、EAAはプロテインに含まれています。
プロテインの20%以上がBCAAです。
プロテイン最強ですよね?
またBCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)には眠気を抑制する作用があります。特にロイシンは筋合成作用が強いので多く含まれています。(膵臓からインスリンを分泌したり、インスリン感受性を高める。)
筋分解を抑制して筋分解を促進したい!
実はトレーニング中に”既に”筋合成と筋分解が起こっています!
トレーニング中に着々と体内のアミノ酸が使われています。
そのためEAAやBCAAを飲んで血中のアミノ酸濃度を常に高めていくことが大切なんです。
血中アミノ酸濃度が低い場合はカタボリック(筋肉を分解してエネルギーを合成する作用のこと)になってしまいます!
(トレーニーにカタボリックは大敵。カタボリック、ダメ。絶対。)
ここで先ほどの包含関係の図を見ると、「プロテインに全20種類のアミノ酸が含まれているのになぜEAAやBCAAを飲むの?」と思いますよね?
なぜかというとEAAやBCAAに対してプロテインの体内の吸収速度が遅いからなんですね。
まずプロテインにはタンパク質の状態で含まれています。タンパク質はアミノ酸で構成されていて、つまりタンパク質の最小単位がアミノ酸になりますね。
そのためプロテインのタンパク質をアミノ酸に分解する過程を経る必要があるため、アミノ酸の状態で飲めるEAAやBCAAに比べて吸収スピードが落ちるわけです。
(プロテインは1時間くらい、EAAやBCAAは20分くらいで吸収される)
ただ、EAAやBCAAと比べて吸収スピードが遅いだけで、胸肉などのリアルフードと比べたらとても速いです。
気になるお値段
激安プロテインメーカーのマイプロテインによると以下のようになります。
BCAA :1kgあたり約4000円
EAA :1kgあたり約6000円
(50%セールのとき)
国内のメーカーはもっと高いです。VALXのEAA9は750gで約10000万円もします。750gですよ?めちゃくちゃ高いです。
当たり前ですが含有されるアミノ酸の種類が多いのでBCAAよりEAAのほうが高いですね。
お金ががある人はEAAを買えばいいと思います。
筆者の場合だと両者さほど差はないように感じます。なので今はBCAAを飲んでいます。EAAを飲むと肌がぴりぴりして嫌なんですよね。(アラニンフラッシュという現象で、人体に影響はないらしい)
筋トレ界隈ではEAAがめちゃくちゃ流行っていまが、評価されすぎな感じが否めません。BCAA君をもっと選んであげてよ。(お金がないだけ)
結論
僕の場合ですよ、プロテインをトレーニングの1時間前に40g飲んだ時のほうが身体がデカくなった気がします。無理にBCAA、EAAを買わなくてもいいと思います。ハードなトレーニングしてクリーンなリアルフードをたくさん食べればデカくなると信じています。オールドスクールな泥臭いやり方が結局は一番なんですよね。
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