死のうと思った
駅のホームで電車を待ってると
急行が通った
駅には停車しない電車だった
ものすごい勢いで目の前を通る電車
この電車の先頭にひかれてれば
死ねたかも。
そんな考えが頭をよぎった。
死ねないのは
賠償金がかかるから
家族に迷惑がかかるから
個人としては個性も死んだし
感性も死んだ。
とっくの昔に消えたのに
体だけ残ってる。
いつまで私の体の世話をしてあげないと
いけないんだろうか
危うく死ぬとこだった。
と思うくらいにはほんとにあと一歩だった
死ねたかもしれないのに
死ねない。
賃貸で死んだら大家さんに迷惑がかかる
家を買うお金はない
せめて山の一角を買うお金もない
そもそもどこで死んでも
どこかの誰かが発見して
したい処理する人がいると思うと
死んでまで迷惑かけてしまって申し訳ないと
思ってしまう。
死ねないなんて
本当に生きていて辛い
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?