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ダイエット、当たり前のこと・・・が通用しないのはなぜだろう?

はじめに

いつもいつもモヤモヤしていることがあります。
それは我が国のダイエットに関するSNS

「これだけでマイナス10kg!」
「腹筋の10倍痩せる!」
「翌日トイレが油で流れない!」

もう、酷すぎなんです。
そこには科学も事実も何もありません。

いや、ここまでひどくなくても

「筋肉をつけて基礎代謝を上げる」と言いながら
「女性はホルモンの関係でムキムキにならないから安心して」って
どっちやねん!と呆れます。

そんなあり得ない話、矛盾だらけの書き込みを見て・・・
見る側の人が「笑い話」にしてくれているならまだいいのですが。
ガチで信じている人も多いわけで。

それでダイエットやエクササイズに失敗して傷つく人、運動やトレーナーにネガティブな感情を抱く人。
そしてどんどんダイエットがうまくいかなくなる体質や生活習慣になってしまう人。

そういう人が増えていく現状を考えると、悲しいし、ある意味怒りすら覚えます。


日本とは明らかに違う、アメリカのダイエット記事

そんなモヤモヤする思いの中、昨日、毎日送られてくるアメリカのフィットネス雑誌のメールマガジンの記事で日米の違いをまざまざと実感しました。
その雑誌とは「Men’s Health」
アメリカでの男性向けフィットネス雑誌の「老舗」です。

その記事のタイトルは・・・

ダイエットを成功させ、それを維持するための最良の方法40選
小さな変化が大きな結果を生む。』

日本では「これさえやれば」「これさえ飲めば」「これさえ買えば」というインスタントなウソ情報がもてはやされている中で、このアメリカの老舗フィットネス雑誌が提案したダイエットを成功させるポイントはなんと「40種類」!!

その数の多さにちょっと笑っちゃいました。

でもこの記事を読んでいただければ、もう「王道すぎる」「当たり前のこと」ばかりで、それをきっちり記事にするその姿勢に共感すると共に、日本の現状について考えさせられました。

今回はまずこの「Men’s Health」の記事を翻訳して載せます。

ダイエットを成功させ、それを維持するための最良の方法40選
小さな変化が大きな結果を生む。

もうダイエットを恐れることはありません。
科学的な根拠に基づくなら、体重を減らすために極端な食事制限やジュースクレンズなどの劇的な方法を取る必要はありません。

重要なのは日々の小さな習慣の変化です。
健康的で科学に基づいた解決策は、流行りのダイエット文化が示唆するよりもずっとシンプルです。

コーラをやめるだけで劇的に変わったという話を皆が聞いたことがあります。
いつも信じがたい話ですが、日々の変更を一貫して行えば、大きな変化を引き起こすことができます。

考えてみてください。
もしあなたがコーラなどの炭酸飲料の大ファンなら、おそらく1日に少なくとも2本は飲んでいるでしょう。
1本の炭酸飲料を240キロカロリーとして計算します。
もしその炭酸飲料をダイエットから取り除き、水や低カロリーの炭酸水に置き換えたらどうでしょうか?
計算上は週に約3,360キロカロリーをダイエットからカットしていることになります。
1ポンド(約450g)の脂肪が3,500キロカロリーに相当するとすると、他の何も変えなくてもほぼ週に1ポンドの減量が見込めます。

たとえコーラを飲まない人でも、体重を減らし維持するための日々の変更点がたくさんあります。
実際、ジョージア州オーガスタ大学医療センターのアンディ・ユレチコ博士は、最も成功しているダイエッターは流行りを避け、持続可能な長期的な実践に焦点を当てていると語ります。
「より健康的なタイプの食事は、あなたが今後の人生で毎日行うことができるものなのです」と彼は言います。
だからこそ、実行しやすい習慣からスタートしそれを維持することです。

それは以下に示す小さな変化です。
これらはあなたの日常のルーティーンに加えることができる健康的な調整で、体重を減らし、お腹を引き締めるという利点があります。

ただ注意点があります。
このリストにある全てを同時に行うことが重要ではありません。
どこからでも始めて、準備ができたらその他の小さなステップを加えてください。

1. 明確な目標を設定する。
2. 正しい飲み物を飲む。
3. 加工食品を控える。
4. 野菜や果物をもっと食べる。
5. ウェイトトレーニングをする。
6. インターバルトレーニングを行う。
7. 全身運動をする。
8. 食べたものを記録する。
9. 朝食を食べる。
10. 実際には、朝の食事に重点を置く。
11. アクティブでいる。
12. 空腹時の買い物を避ける。
13. 副菜を蒸し野菜に置き換える。
14. 揚げる代わりに焼く。
15. 笑う!
16. 食事の量を減らす。
17. パーティーやピクニックで食べ物の周りに集まらない。
18. 友達と一緒に減量の旅をする。
19. 犬を飼っているなら、毎日散歩に連れて行く。
20. 1日の食事摂取量を100キロカロリー減らす。
21. 可能なら、用事をする時は歩いたり自転車に乗る。
22. 前もって計画する。
23. 「ビフォー」の写真を撮る。
24. アクティブな友達を見つける。
25. 自分自身を最優先にする。
26. もっと食物繊維を取る。
27. もっと炭酸水を飲む。
28. 十分な睡眠をとる。
29. そして、寝る時間を決めてそれを守る。
30. カウンセリングやセラピーを受ける。
31. たまには甘えてもいいと自分を許す。
32. 30/10の食事(30%のタンパク質、10%の脂肪を含む食事)をもっと取る。
33. 空腹を恐れない。
34. お腹が80%満たされたら食事をやめる。
35. トレーニングやスポーツなど、目標を見つける。
36. 食事の前に必ず水を一杯飲む。
37. 一度に一つの目標に集中する。
38. カロリーが高い飲み物を控える。
39. 砂糖が多いスナックを減らす。
40. 忘れないで:完璧にできないと今までの努力が無になるわけではない。

ダイエットは急激な変更を求めるものではありません。
日常生活に溶け込む小さな変更から始め、一つずつ習慣にしていくことが成功への鍵です。

どうでしたか??

ここまでが「Men's Health」の記事の転載でした。

実はこの40項目に関して、一つ一つにちゃんと説明文があるのですが、それも本当に当たり前のことばかりなので今回は割愛します。

それにしてもなぜこんな当たり前の記事がメジャーな老舗雑誌に掲載されたのか?

これってきっと日本のような「ウソ」で塗り固めた情報は通用しない、誰も騙されないってことじゃないでしょうか?
もちろん老舗「フィットネス雑誌」の読者だから当たり前の話かもしれませんが。

でもだからって日本のダイエット情報がウソだらけでも許されるわけではありません。

なぜ僕がnoteを書くのか?
その意味を改めて自覚しました。

今後そんなウソ情報が駆逐し、それに騙され傷つく人を1人でも減らせるように。

そして情報を提供する側も受け取る側も「本物」を求めるような意識の変革が起こるように。

本当に微力ですがnoteを含めて、アクセス数稼ぎなんてすることなく、真実の情報をお届けし続けたいと思います。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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