ローイングマシン、こんなにメリットが！
はじめに
ローイングマシンによる有酸素運動トレーニング。
日本ではトレッドミル（ランニングマシン）、フィットネスバイクなどと比較するとポピュラーではないかもしれませんが、世界のフィットネストレーニングの分野では高く評価されています。
今回のnoteではそんなローイングマシンを使ったトレーニングのメリットについて書きます。
（ということであまり馴染みがない話なんです。ですから「スキ」が少ないと思うのですが、ぜひ「スキ」をしていただけるととても嬉しいです、お願いします！）
ぜひ最後までお読みください。
ローイングマシンのメリット
全身運動による有酸素運動
ローングマシンによる有酸素運動は非常に有効な全身運動です。
ある研究ではローイング中には体の86%の筋肉が活動すると言われており、これには脚、股関節周辺部、背中、腕、腰部、腹部など、多くの主要な筋肉群が含まれます。
これにより、効率的に全身を使ってカロリーを燃焼させ、心肺機能を高めることができます。
ちなみにローイングで使いづらい筋肉は「押す動作で使われる筋肉」
つまり大胸筋、三角筋前部、上腕三頭筋などです。
そこで補助的に「プッシュアップ＝腕立て伏せ」をローイングとセットで取り入れてみましょう。
プッシュアップはローイングで使いづらい筋肉を活性化し強化するのに有効なエクササイズの一つです。
ローインパクト（低衝撃）な有酸素運動
全ての健康な人にとって健康のための有酸素運動は必須であると言えますが、しかしランニングなどの運動は衝撃が加わり、関節や筋肉に問題がある低体力者やシニア、過去に下半身などに怪我の経験がある方には難しい場合があります。
ローイングは低衝撃な運動であり、関節にかかる負担が少ないという利点もあります。
これは、前述のような方には大きなメリットです。
ローイングマシンは、スムーズで連続的な運動が可能で、筋肉や関節への負担を最小限に抑えつつ、効果的にトレーニングすることができます。
では同じ低衝撃な運動であるフィットネスバイクと比較してみましょう。
フィットネスバイクも低衝撃な運動として有効ですが、主な使用筋肉が下半身に集中しているという特徴があります。
そこで上半身も含めて全身が参加するローイングマシンを取り入れるメリットがあるわけです。
僕も下半身のみのフィットネスバイクはデスクがついているので、パソコンなどの仕事をする際の低強度の運動として。
上半身も動かす「アサルト ファン バイク」やローイングマシンは中から高強度の運動をする際に、と使い分けています。
体の後面の連動性の強化
ローイングマシンを使ったトレーニングは、ポステリアチェーン、つまり体の後面にある一連の筋肉群の強化に特に有効です。
ポステリアチェーンの強化は、猫背や前屈みの姿勢による負担を減らし、姿勢の改善に役立ちます。
現代の生活様式では、長時間デスクワークをすることが多く、これが体の前面の筋肉の短縮や拘縮を引き起こし、姿勢の悪化を招きます。
ローイングによるポステリアチェーンの強化は、これらの不均衡を是正し、体の前面と背面のバランスを改善します。
メンタルへの影響
上記のフィジカル面での効果に加えてローイングは心身の健康にも良い影響を与えます。
リズミカルなストロークは、集中力を高め、ストレスを軽減するのに役立つことがあります。
これは脳内の神経伝達物質「セロトニン」の分泌を高める可能性があるからです。
セロトニンの分泌には以下のような条件が求められます。
・リズミカルな呼吸
・呼吸と連動した動作
・筋肉や関節に加わるリズミカルな刺激
マシンを使った運動だからこそ、以上の３点を満たすようなリズミカルな運動を実現することができます。
もちろん屋外で雄大な自然に身を置き、きれいな空気を吸いながら運動する時の気分には格別なものがあります。
しかし手軽に心身の健康を取り入れるためのローイングマシンを使ったトレーニングにも捨てがたい多くのメリットがあります。
ローイングマシンで運動中に心地よい動作と呼吸のリズムを見つけメンタルヘルスも含めた健康状態を向上させることができます。
これらのメリットを考えると、ローイングマシンを用いたトレーニングは、フィットネスレベルに関わらず、多くの人にとって有益な選択肢となるでしょう。
効果的なカーディオセッションを求める方から、全身の筋肉の活性化したい方まで、ローイングマシンによるエクササイズは多目的に活用できるトレーニング方法です。
これは僕の場合ですが・・・
実は僕自身もちょうど2年前から居住スペースにローイングマシンを置き、１回５〜２０分くらい、週に10回ほど実践しています。
ですからその効果を実感しています。
そして今後Questでも遅ればせながら、パーソナルトレーニングセッションで使用するために取り入れる予定です。
「ああ、あの人のトレーニングに組み込んだら、どんな効果を生むだろうか？」
「あの人の喜ぶ顔が目に浮かぶ」
と想像してワクワクしています。