【本を読んで考える】障碍者って不幸なの?
突然ですが、ミスチルの曲に、こんな歌詞があります。
駅などで見かける、白状を持った視覚障害の方。
あの人は、目が見えずに移動に手間取っているのでしょうか?
そんなあの人は不幸なのでしょうか?
「目の見えない白鳥さんとアートを見にいく」(集英社)の白鳥さんによると必ずしもそうではないそうです。
なぜかって、「別に、最寄り駅とか普段使うルートは特徴を覚えているから」、そして「視覚以外の情報で事足りているから」とのこと。
もちろん、最寄り駅ではいつも困ることがないわけではないのでしょうが(考えてみれば、目が見える私たちだってたまには困ることがありますよね)、基本的には特に困らず生活できているそう。
以前、視覚障害になると、それを補完するように聴覚が鋭敏になるという話を聞いたことがありましたが、白鳥さんに言わせてみれば、足りないものを補完するというより、聴覚や肌感覚などで自分が感じている世界があるだけで、何かが足りないというものではないそうです。
私自身は、精神障害の手帳を持つ、精神障碍者ですが、その生活も苦しいかといえば、まあ苦しいこともあるのですが、障害を持つ過程で開いた「感覚」で、日常が味わい深いものになったなと思います。
「障碍者=困っている人、大変な人」と多くの人は思いがちですが、案外そうでもない。障害がある人も、ない人?もその人なりの感覚で世の中を感じているだけなんですね。
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