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サザン、最後の夏フェス

今日は、ROCK IN JAPAN FES.2024へ参戦。
サザン、最後の夏フェスを観てきた。

別に、サザンがライブをしなくなる訳ではないが、何となく感慨深いものがある。

個人的に、ここのところライブと言えば、フェス参戦が多い。単独ライブに比べると、アーティストの時間が限られる為、やや密度が薄いのだが、近年のフェスはフードやドリンクが充実しているので、古の学祭を訪れるような楽しさがある。前方指定エリアを除くと、好きな場所で鑑賞できるのも良い。

そう言う意味では、観客としては一粒で二度も三度も美味しいし、気になっているアーティストをライブで観られる良い機会だし、アーティストからするとファン層を拡大できる良い機会だ。

そんなフェスへの参加が、今回最後になるサザン。

サザン出演も相まって、今日の会場は年齢層高めな感じだった。そして、親子どころか孫を含めた、3代でサザンを愛してそうなファンの姿も見た。

こんな光景を見ると、もうサザンはフェスでファン層を拡大する必要はないし、寄る年波を考えると、日本の夏は暑すぎると言うのも、あながち冗談ではないのかもと思える。

それでも、フェスのように来場者すべてが生粋のサザンファンではない中で、今日もそうだが、圧巻のパフォーマンスを観ると、もっと攻めるライブを観たいなーと思ったりもする。

ROCK IN JAPAN FES 2024の大トリで、フェスラストライブと言うこともあり、サザンの持ち時間は1時間40分で、実際にはアンコールもあったので、何だかんだで2時間近くのステージだった。

普通に、サザンのライブ並のパッケージである。

それでも、新曲2曲を含みつつ、やや懐かしめの曲(テーマが夏とか海とか、その辺だったのかと)を織り交ぜて、マンピーあたりからはお約束の展開へ。これでもかとヒットを飛ばし、それをパッケージするだけでも充分なのに、タイアップがついているとは言え新曲を出して、それを律儀にフェスでやってくれるところがステキだ。また、ステージ演出も、ほとんどサザンのライブそのもののような感じだった。

そんなこんなで、サザン、最後の夏フェスは、サザンのやり尽くす感が、サザンファン以外の観客をも飲み込んでいて、はっきり言って最高だった。

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