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COSTCOはファンビジネスである

今日は久しぶりにCOSTCOへ。メンバーズカードを見たら、2023/4で有効期限が切れていたので、かれこれ1年半以上ぶりである。ちなみに、オンラインで会員更新ができるようになっていた。以前は、あまりオンラインに熱心な印象ではなかったが、オンラインショッピングもできるようになっていた。

テレビ番組のウワサのお客様でも、たびたび取り上げられることがあるCOSTCOだが、結構な人気である。特にフード類は、かなりのボリュームでコスパが良いのが売りだ。ただ、いかにも大味な印象を受けるので、個人的にはそんなに興味をひくものではない。

久しぶりに店舗を回ってみて思ったのは、実はそんなに品数が多いわけではない、と言うことである。日用品の買い物をする場合、個人的または家族として気に入って使っているブランドや商品があったりするが、そのブランドや商品が必ずCOSTCOにあるかと言えば、そうではない。もちろん、ある場合はかなりの量をかなりのコスパで買える。そんな中で、食料品やフードは、食べて終わりと言う部分とアルコール類はこんなに安くであるなら買っておこうと言う心理が働きやすいので、買い物に訪れる人が多いのかもしれない。ちなみに、電化製品やIT商材なども品数は限られるが、それなりにライナップされているが、こちらもピッタリ欲しいものがない場合が多い。おまけに、支払いは現金又はカード決済で、対応しているカードはMasterCardのみであり、若干不便である。

そんな感じで、個人的にはなぜ人気なのかがイマイチ理解できないCOSTCOなのだが、直近の決算でも売上成長しており、会員数も伸びていて、会員更新率も90%程度と好調である。

これ、普通に小売業と考えると本質を間違えそうだ。おそらく、ポイントは会員制であることにあると思う。会員でなければ入店できないと言うミステリアスさと、品数を絞り仕入れ原価を下がるが故に、欲しい商品があるユーザーからすると圧倒的なお得感、そして、コスパの良いフードと言う組み合わせで、COSTCOファンと言う層を確立して、ユーザー側もせっかく会費を払うならお得に買い物したいと言うニーズもあり、日用品レベルであれば、COSTCOに並んでいるものにスイッチしているのでは無いかと思われる。要するに、COSTCOと言うブランドに対するファンビジネスと言うのが、本質なのではないかと。

ウワサのお客様を見ていても、密着するユーザーはいかにもCOSTCO好きな感じがするし、あながち間違いではないかと。


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