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施工管理って残業が多いって本当??

施工管理という仕事のイメージ

施工管理という仕事をしていると言うと激務で残業が多いイメージがあると言われます。私がやってきた10年の経験やその中で出会った方々の体験からどうなのか書いていきます。

施工管理の残業

結論から言うと多いです。

今から施工管理を目指したいという方々には、もしかすると残念かもしれませんがそれは一つ事実です。当然探せば残業が少ない施工管理もあるかと思いますが、多いと覚悟して就いたいたほうが良いと思います。

残業が多くなる理由

残業が多くなる理由は主に4つあります

1つは建設業界の仕事だからです。
建設業は基本的には受注生産という方式が取られています。
通常は固定の製品やサービスがある中でそれに対してお金が払われ、製品やサービスと交換になります。
ですが受注生産の場合契約がありを建設にかかりお金をもらいます。
不確定な要素がある中での作業になるため不測の事態ということが発生しやすいです。
そして全く同じ条件で全く同じものを全く同じ場所に建設するということはありません。そのため都度都度の対応が必要となるのです。

2つ目は役割的理由です。
施工管理という仕事は管理、判断することが役割です。
一つ注意点なのは管理するからといって立場が上ということはなく、あくまで対等です。専門技能を持った方々の取りまとめ役でしかありません。
話を戻します。
専門技能を持った方々の調整や工事の管理をすることが役割のため、作業中の管理はもちろんですが、作業前に作業ができるかの下調べや作業後の品質管理など作業前後での仕事も多いです。
また工事の責任を取る役割でもあります。

3つ目はトラブル対応のためです。
1つ目のところにも関わるのですが、工事現場において様々なトラブルが発生します。
トラブルが起きると、通常業務に加えての対応業務や通常業務に戻すための業務などが発生します。そうなると時間内で終わっていた業務が終わらなくなるのです。

4つ目は人材不足のためです。
施工管理という仕事はいろいろな企業で人材不足になっています。
にも関わらず仕事は増えていっています。
そのため一人あたりの業務量も増えていってしまうのです。
上の世代の人が続々と引退していっているので、今後も人材不足は続くかと想定されます。

さいごに

ここまで施工管理の残業について書いてきました。
私が知る限り現状はこれが事実です。

ですが、
昨今の働き方改革などで残業を減らそうという傾向にもなっています。
私自身以前に比べて残業時間が減っていることも事実です。
また、大和ハウス工業㈱では建築の工業化という目標をたて現場作業を減らし改善を図ろうとしている企業もあります。

もう一度いいますが比較的残業が多いことは事実です。
そこに覚悟を持っていただければと思います。


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