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ルワンダ内戦

どうも。みなさん。

こんばんは。ガーディアンです。

今日は、20世紀最大の悲劇として知られるルワンダ内戦について述べていきます。恐らく、アフリカや東アフリカに関心ある方は知っているかもしれませんが、ご承知おきください。

さて、そもそもルワンダとはどのような国なのか、そこから説明していきます。

基本情報

国名:ルワンダ 
首都:キガリ
人口:1230 万人(2018 年)
民族:フツ、ツチ、トゥワ
言語;英語、ルワンダ語
宗教:キリスト教(カトリック、プロテスタント)、イスラム教
面積:2.63平方キロ
元首:ポール・カガメ

【ルワンダの国旗】

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非常に、カラフルな国旗であるルワンダの国旗。

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そんなルワンダですが、一体どこにあるのかというと、コンゴ民主共和国の隣に位置する非常に小さな国です。

そのコンゴ民主共和国でのコンゴの悲劇は、別の記事で取り上げていますので、もし見ていない方がいましたら以下のリンクから、お読みください。

このルワンダ内戦も、実は、最悪な悲劇とされています。
ただ、現在のルワンダは、奇跡的な経済成長を遂げていて、『ここが、かつて紛争が行われていた場所なのか?』と思わせるような物凄い発展を遂げています。


では、そんなルワンダで何があったのか?について説明していきます。

 ルワンダ内戦

  
ルワンダにいるツチ族、フツ族は元々は、18 世紀までは平和に暮らしていた。だが、ベルギーが植民地として、ルワンダを支配して以降、ツチ族を上、フツ族を下と、階級差別、すなわち優劣をつけた。政治参加や教育を受ける権利もツチ族のみとし、差別による階級社会を構築させてしまった。当然ながら、フツ族も黙っておらず、必死に抵抗し続けるなど、何度か戦いはあった。そんななか、フツ族から大統領が誕生した。1994 年 4 月 6 日、ハビャリマナ大統領が乗っていた飛行機が何者かにより撃墜されたことを受け、フツ族は『ツチ族の仕業だ』と声を上げ、この事件を契機にフツ族によるジェノサイドが始まった。

ラジオによるツチ族殺害への放送が流れたり、毒ガスや銃などの近代兵器は使わず、原始兵器を使用したりしていた。また、フツ族は「苦しめてから殺せ」という合言葉をもとに、当時の人口 700 万人のうち50万人を、たった100日で虐殺した。


1 日あたりでは、カンボジアのポルポトなどを遥かに超えるとされている。また、ホロコーストの 3 倍、被害があったとされている。

こうした虐殺の多さや残虐性から、ルワンダ虐殺は、「20世紀最大の悲劇」と言われている。多くの場所が Killing Spot、すなわち処刑場となっていた。

ギュスターブ


このルワンダ内戦で、死亡したツチ族の遺体が、大量に湖に捨てられたため、それが原因で、後に、ギュスターブといわれるワニが、人々を襲い続け、未だに捕獲されていない。もしかしたら今も生きているのかもしれないが、所在は謎のままだ。

原因

こうしたルワンダ虐殺に対し、国連などは何もしなかったのか?と疑問に思う方もいるだろう。そこで、ルワンダ内戦が起きてしまった原因についても述べていくこととする。


原因は、3つ挙げられる。
虐殺が起きる前に、国連に届いた密告を国連は無視したから。
→フツ族がツチ族を殺害しようとしているから、フツ族の武器庫を押さえろといった密告が国連に届けられたが、国連は、無視した。国連は、あくまで PKO、つまり Peace Keeping (平和構築)のためにやる必要ないと指摘。

アメリカのせいで、安全保障理事会が無能に陥ったから。
冷戦終結後から1993年まで、アメリカは、国益のため、平和構築のために、国際支援活動を積極的にしていたが、1993年のソマリア内戦時、軍事介入したことによって、多数の犠牲を出してしまい、そういった PKO などの活動に対し消極的になった。さらには、ルワンダ虐殺開始直前に、PKO撤退などをしたため、責任がアメリカにも無いとは言えない。


国際社会からして資源が乏しいルワンダには無関心だったから。        

これは、今にも当てはめることが出来ると思いますが、アフリカや南米、カンボジアなどの途上国のニュースって中々知ろうとする人は少ないと思います。例えば、最近だとカンボジアでは現在のフンセン政権が人権弾圧をしているといったニュースや、アルジェリアとモロッコが国交断絶!?といったニュース、さらには日本でも偶に報道されている『ウイグル自治区の人権弾圧』、『ミャンマーの独裁政権』など、今、この時間にも世界では様々な出来事が起きています。そうした世界で今、何が起きているかを知り、それを誰かに話すことによって、『関心』を増やすことが出来ます。

今日は以上です。

最後まで読んで頂き有難う御座いました。

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