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平和とは何だろうか。
今、世界では各地で内戦や紛争が勃発している。
連日、報道されているウクライナ情勢は日本人の多くが知っていると言えるが、その裏でアフリカや東南アジアで起きている内戦には忘れしまっている人も多いのではないだろうか。
・ミャンマー :軍事クーデター
・中央アフリカ :内戦
・コンゴ民主共和国:紛争
・南スーダン :内戦
・イエメン :内戦
例えば、中央アフリカ共和国で起きている内戦は難民として約51万人、国内避難民として約60万人以上の人々、国民の2人に1人が人道支援が必要とされている状態に陥っています。
※中央アフリカ内戦については後日、近隣諸国との内戦と比較しながら、それについてnoteで分かりやすく説明します。
平和とは何なのだろうか
こうした国際社会における度重なる戦争や紛争が勃発していることに対し、疑問に抱くのは、
そもそも、平和とは何だろうか
平和とは学問的には消極的平和と積極的平和と分類されています。
積極的平和・・・
戦争や暴力などがない本当の平和
消極的平和・・・
戦争は起きていないが、貧困や虐めなどが存在する状態。
このような定義をノルウェーのガルトゥングは指摘しました。
また、平和学は比較的新しい学問ですが、冷戦期から今日までに大きな時代の変革を支えてきた学問と言えるかもしれません。
平和
一般的に平和というと、
・ご飯を毎日食べれる
・好きな人と一緒にいれる
・映画館で映画を観れる
そういったことが多くあるでしょう。ただ、それらが実現した世界が平和かと言われると少し難しいと言えるかもしれません。
相対的貧困と絶対的貧困
例えば今の日本では相対的貧困と呼ばれる貧困が、特にこのコロナ禍で急増しています。
貧困というと、一般的にはカンボジア🇰🇭やアフリカのような貧しい生活をしている人々のことを想像しがちですが、実際には日本でも貧困が起きています。
今、言及したアフリカやカンボジアで起きている貧困は絶対的貧困と呼ばれる貧困です。
絶対的貧困と相対的貧困について簡単に説明しますと、
絶対的貧困とは、国・地域の生活レベルとは無関係に、生きるうえで必要最低限の生活水準が満たされていない状態。
⇒つまり絶対的貧困とは生きるうえで必要とされる生活をすることが厳しい状態のことを指します。
世界銀行のデータによると1日1.9ドル以下で暮らしている状態を貧困ラインとして基準に定めています。
一方で、相対的貧困とは、その国や地域の水準の中で比較して、大多数よりも貧しい状態のことを指しています。 所得でみると、世帯の所得がその国の等価可処分所得の中央値の半分(貧困線)に満たない状態。
⇒分かりやすい例を用いると、等価可処分所得の数値が245万円であるため、相対的貧困に該当するのは122万円以下となります。
日本は平和なのか
このように貧困には様々な定義がありますが、平和と呼ばれる日本は果たして本当に平和と言えるのかと問えば、そうとは言えないのではないかと思います。
・虐め
・過労死
・相対的貧困
・誹謗中傷
こうした社会問題が日本には多数存在しています。
また、世界における平和を数字として表したデータの世界平和度指数によれば、2021年では日本は12位。
平和だと思っている私たちにとって、実は平和な世界とは程遠い現状にあるのです。
つまり、平和とは『戦争がなく皆が笑顔な状態』、すなわち暮らしやすい社会があることを指します。
ニュージーランドやアイスランドは幸福度も高い傾向にあります。
逆に日本は54位と考えれば、平和な社会には比較的、幸福度が高い傾向があることも不思議ではないと言えます。
♦️平和に関連する記事♦️
ここまで述べてきましたが、平和な世界を訴える前に我々、日本がより平和な社会を作っていく必要があると感じます。
核兵器により街が破壊され多くの人々が失われた街。広島、長崎。
同じ核兵器の被害を生み出さないために
国際社会に対して核兵器の脅威を訴えかけていく使命と責任が僕らにはあります。
激動の時代・歴史の1ページ
激動の時代であり、世界史の1ページを我々は現在、毎日テレビやスマートフォンのニュースで目視しています。
ウクライナで起きている出来事は、遠い国のように感じますが、日本と全く関係がないわけではありません。
食料品の輸入に頼っている日本にとって、普段、食べるパンなどが原料の小麦粉の価格高騰化による影響が生じています。
関心を持つことは重要ですが、関心を持ち続けることが難しいです。
だからこそ、関心を持つだけではなく関心を持ち続けることが重要です。
今日は以上です。
最後まで読んで頂き有難う御座いました。
今後とも宜しくお願いします。
#2度と広島の惨劇を起こさないために