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聴講生として大学院へ行ってみた

聖学院大学大学院秋学期が終わった。聴講生として毎週木曜日の夜6時から90分の授業をとった。午後5時15分に仕事を終えて大学へ向かう。夜の授業は登録しておけば自家用車での通学を認めてもらえたので、仕事を持つ身としては、とてもありがたかった。

社会人が大学院で学ぶ環境整備が進んでいる。夜間に授業を開講したり、科目履修制度を提供したり、働きながらでも大学院へ通いやすい仕組みが提供されている。私は1科目から履修可能な聴講を使った。ナンチャッテ学生であったが、図書館も利用でき、大学へ通う雰囲気を味わえることに、大きな喜びを感じた。費用もリーズナブルで、まさにお試し体験だった。

授業は、担当となった学生が、テキストの課題箇所をまとめて、発表し、後半は、それを材料に先生と受講生同士で対話した。聴講生だった私も、他の学生同様に担当を持ち、一緒に勉強することができた。結果、およそ4か月で理論書1冊と新書1冊を読んだ。指導者がいることで、テキスト内容の理解や議論を深めることができた。

履修したのは「平和研究」。2022年2月以降のウクライナ戦争もあり、地方公務員だって「世界平和」を学ぶべきだ、と飛び込んだ。地域で起こることは国の政策とつながっている。そして人の往来や物流を通じて、世界と繋がっている。地域に根を張る人々こそ「地球規模で考え、地域で行動する」ことを意識すべきだ。グローバル化、気候変動、分断が進んでいる今、自分がやるべきことは何か。地域の視点から、そのことを考えている。

〇お世話になった聖学院大学大学院のHP


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