3/27 オススメの一冊#1 石田淳著『教える技術』
皆さん、こんにちは。みつです。
土曜日の朝7時からキャリコン仲間のまめさんとオススメ本を紹介し合おうということになりました。今回が記念すべき1冊目です。
オススメ本の紹介タイムを設けることになったキッカケは、まめさんが、私のclubhouseのプロフィールに「ときどき10分間で本の紹介をしています」と書いてあるのに目をつけて、話題にしてくれたことでした。
clubhouseにそう書いたもののリスナーさんに来てもらうのは難しいと感じていましたので、「一緒にやらない?」と提案し、快諾してもらって、ルームをつくることになりました。
もしリスナーがいない時でも、お互いがいれば場は成り立つので安心だと思いました。まめさんには感謝しています!!
そんな経緯で、第1回目がスタートしました!
そこで、オススメする最初の本は、石田淳著『行動科学を使ってできる人が育つ! 教える技術』です。
〇本書を薦める理由
4月は、異動や採用で、職場へ新しい人たちがやってきます。
職場で、「指導者になってくれ」と指示が受けても、どうやったらいいのか、悩むという声を聞くことがあります。残念なことに、うまくいかずに関係をこじらしてしまうケースも散見されます。
そこで、この本をあらかじめ読んで、OJTの準備や心構えの一つとして使ってもらいたいと思いました。
◯あらすじ
本書の最大の特徴は、人の「行動」に焦点を当てていることです。
”ビジネスの成果や結果は、すべて社員一人ひとりの「行動の集積」によって成り立っています。結果や成果を変えたければ、「行動」を変える以外に方法はありません。”
「行動」に焦点を当てることによって、「いつ・誰が・どこで」行っても、同じように成果が出るようになります。このような「再現性」の高さも、お薦めしたい理由の一つです。
以下に、目次を紹介します。
1.「教える」前に心得ておいて欲しいこと
2.上司がやるべきことは
3.部下のためにできることは
4.どう伝えるか
5.どのくらい教えたらいいか
6.ほめることが大切
7.「叱る」と「怒る」は違う
8.継続させるために
9.こんな場合はどうするか
10.大人数に教える場合
本書は、大項目が10項目、見開き2P程度の小項目が55個で構成されています。非常に具体的な「行動」で書かれているので、自分の現場にあったものを選んですぐに実践したり、アレンジしたりすることができると思います。
〇私の活用方法
やるべき手順を「行動」として分解していくので、結果として、初めてやる人にも「業務で何をすれば良いのか」がわかりやすくなります。
私は、他人に仕事をお願いするときの指示や指示書を行動科学マネジメントを意識しながら書いています。すると誰でも、間違いなく、確実な結果が出せるようになります。やってくれた人にとっては自信がつきます。
やって欲しい結果が確実に出るので、やってもらった後に、必ず感謝の気持ちも湧いてきます。それを素直にお伝えすることで信頼関係も生まれてきますし、維持・強化できていきます。
最初は、「行動」に分解することは面倒くさいとか、わからない、とかそういう気持ちが湧いてくるかもしれませんが、やっていけば、だんだん慣れてきますよ。単純なことからトライしてみてはいかがでしょうか!
◯こんな方へオススメしたい!
まず、何より仕事で新卒者の指導者になった方へオススメします。
こうした指導者に指名される方は、若い人が多いです。さらに、職場から期待されているからこそ、指導者をお願いされると思います。
一方で、こうした方は、仕事が忙しくて新採さんを放置してしまうとか、熱血過ぎて先輩後輩の関係を壊すなどの問題もあります。
だから、ちょうど良い塩梅で「教える技術」を知って、これを実践しながら、使いこなせるようになって欲しいと願いを込めて、取り上げさせてもらいました。
こうして始まったおススメ本の紹介ルームでした。
「人材育成担当者のおススメの一冊」をタイトルにしていたので、しばらくは継続的に、人材育成を念頭に置いて、本をおススメしていきます。
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