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自由詩

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よしみんの自由詩をまとめています。
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#自由詩

ワルツを踊ろう

ワルツを踊ろう

1、2、3 とゆっくり
3拍子のリズムを
胸の中で刻む

何回も呪文のように
胸の中で唱える

繰り返し1、2、3
     1、2、3

このぐらいのリズムで生きるのが
私は調子が良い気がする

これが私の生きるリズムだ

ついつい行動が
慌ただしくしないといけなくて
心のリズムが乱れる時にこそ

思い出しては
繰り返し唱えて

心の中だけは優雅にワルツを踊ろう
1、2、3
     1、2

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忘れたくない

忘れたくない

人は今が幸せだと
昔、悩んでいた事が小さく感じる
ようになるものだよね

あの苦しみも
あの悲しみも

古い写真のように
色褪せていく

あんなに泣いたのに
あんなに辛かったのに

忘れてしまうんだ
だけど私、おかしいのかな?

むしろ、忘れたかった事が

なぜか味わった
嫌な感情の感覚を
忘れたくないんだ

それは今
起きている感情じゃないから?
通り過ぎた事だから
そう思えるのかもしれないが…

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窓枠の景色

窓枠の景色

私はある鍵を手にしていた
だけど開けたい鍵穴がみつからない?
探しても探しても
どこにも見つからなかった

あれ?そうか!
開けたつもりはなかったけど
扉の鍵をもう開けていて
この部屋にいつの間にか入っていたんだ

心が氷そうに冷たく
1人ぼっちで震えて歩く夜

真っ暗闇に暖かく光る
いくつもの窓枠の中の部屋に
狂おしく憧れて
遠くから眺めていた
あの日々

この部屋の中は余りにも現実で
ときおり

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そうだね

そうだね

クスッと思い出し笑い
こっそりした事伝えたい

ふいに優しい言葉をかけられて
胸に小さな花が咲いた事伝えたい

思わず心が掴まれてつーっと涙が
頬をつたった事伝えたい

なんでもすぐ口に出してしまう
おしゃべりな私だけど

わかってほしい訳じゃなくて
分かり合えないのは知ってる

ただ

「そうだね」と言ってほしくて
「そうだね」と優しく笑うキミが
「そうだね」と曖昧な返事のキミが

いつでも居て

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溌剌とした人

溌剌とした人

彼はいつもヒューと風のように現れる
動きが機敏で一生懸命で
ハッキリとした声で
気持ち良い挨拶をしてくれる

彼が来ると空気がパッと明るくなる
人が生きてる体温を感じる

そしてヒューと颯爽と消えていくのだ
彼の溌剌とした空気を残して

そしてまた
ヒューと現れて
何処かで誰かを元気にするんだろう

そんな溌剌とした人に私はなれないが
溌剌の人を私は見ていますよ

でも溌剌とした人も時には
疲れて

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朝の優しい景色

朝の優しい景色

通勤でいつも通る橋に
慌ただしく通る車にも
見向きもせず背を向けて
鳩が2匹朝日を浴びながら仲良く
突っつき、あっていた

オスとメス?つがいかな?
鳩の後ろから見た背中は
ふっくらしていて
愛らしく

デートしてるのかなと思ったら
より愛おしくて
なんだか朝から鳩が羨ましくなった

私も、もう少し年を重ねたら
夫婦2人で
こんな感じでのんびりと
朝の光を浴びながら

何十年か前に鳩が2匹
橋に止

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ひとりになりたい

ひとりになりたい

夜の街をひとりで歩く

街路樹には青、白のイルミネーション
が遠くまで続いている

ひとりと夜の冷えた空気をつれて
味わいながら歩道を歩く

友達と話ながら歩く人
1人ぼっちで足早に何処かに向かう人と
すれ違いながら

目指したのはクリスマスツリー

クリスマスツリーが予想通り
点灯していて

煌びやかに夜を彩り
華やぎをまとっている

私はツリーの写真を撮った

この写真をすぐ
あなたに見せたい

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おひるね

おひるね

子供の頃からある
チョコレート菓子を食べよう
珈琲はあなたと2人分

テレビもつけづ
たわいもない会話が
部屋のBGM

時間とゆうものが無いように
感じられる今が
心地が良い

私はソファにもたれ
体がいつの間にか揺れる

いよいよベッドに入り
これはお昼寝タイムだ

ヒンヤリとする
おふとんにもぐりこみ

枕元に携帯を置いて
携帯から聴こえる話し声が
しだいに遠のいていく

最後の記憶は私の姿

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はじまりの光

はじまりの光

目覚まし時計が
なる前に目が覚めて
薄焼けが始まる時刻に

私はまだ眠気まなこで
カーテンを開けて
窓を開けて
ベランダに出た

随分と朝は冷え込むようになった
私は慌ててカーディガンを取りに
部屋に戻りカーディガンを羽織った

近くの屋根に時々、見かける小鳥
におはようございます

ヒンヤリとした空気を
思いっきり吸い込んで
大っきな空におはようございます

そしてにっこり顔で
少し離れた家の屋

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ミルクティー

ミルクティー

ミルクティーを飲んで
ほっとしようよ
柔らかな色 心が和む

ミルクティーを飲んで
ほっとしようよ
サクサククッキーと一緒にね

いつからか頭の中
ぐるぐる毛糸玉

焦らないで
糸をほどいていく

優しいあの人の
季節を運ぶメロディ

タータンチェックのストール
ひっぱりだすよ

窓に風がとんとんノックする

今日は猫のように伸びをする

日だまりにポカポカ包まれて

ゆらゆら眠ってしまってもいい

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オムライス

オムライス

ママが作ってくれるオムライス

お店のオムライスとは違う
誰にでも作れるようで
誰にも真似できないオムライス

夕陽のグラデーションに染まって
お月様色のふわふわ毛布でそっと
包んだら出来上がり

ママが作ってくれるオムライス
お店のように綺麗ではないけど

優しさの羽が胸に広がる
魔法がかかって
夜空に飛んで行けるような 

ママからレシピを教わって
私も作れるようにいつかなりたい

そしたらマ

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柔らかな秋の日

柔らかな秋の日

空気が澄んできたこの頃
少しづつ秋が深まっている
私は公園に足を運び

足元で枯れ葉の音譜を踏みながら
木の実の音譜を踏みながら

いっぽ、いっぽ
秋のメロディに耳を傾けながら

ゆっくりと歩いては立ち止まり

秋色に私はだんだん染まっていく

光と陰影がサワサワっと踊る
樹木の中を進んで行くと

私はわくわくした気持ちが
青空いっぱいに広がって

どんどん童心に帰り
いつの間にか赤ちゃんに戻って

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スーパーマーケット

スーパーマーケット

カートにカゴを乗せて
今日はスーパーマーケットを
のんびりみたい

いつも、早足のあなただから
私に歩幅を合わせてね

まずはお花を見て
可愛い子はいないかなぁ

野菜を見て
どの野菜が今、旬なのかなぁ

あなたの好きなお刺身も見て
今日は良いの入ってる?

卵はまだあったかな?
牛乳も買っておこう
オレンジジュースも飲みたいな

菓子パンコーナー、カロリーが!
迷うなぁ〜

最後はお菓子!、さら

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信じてる

信じてる

人は元々、悪だとあなたが
テレビを見て言いきった

そうなのかな?
胸がざわつく

自分もそうだと思っているから?
それとも違うって否定したいから?

でもやっぱり人は優しい者だと
思いたい
騙されても
夢を見ているとしても

だって、目の前のあなたを私は
信じているから