『≠null』
いつも思う
人は(私は)なんと
おろかで度し難いものだろうと
おろかさゆえに
無闇におびえ
怒り
悲しみ
こんな人生なんて無意味だ
こんな自分なんて嫌だと
自らを哀れんで
せん無いものに
しがみつき
自らを縛りつけている
人は(私は)ほんとうに愚かで度し難い
死んだように生きながら
死にたく無いと
馬鹿みたいに
矛盾だらけで
悟るどころか達観も諦観もできず
ココロの中はボロボロで
みっともなくて
それでも
必死にあがいて
ギリギリのところで踏みとどまっている
ときどき思う
人は(私は)なんて、、、
なんて
健気な
愛おしいものだろうと