その質問は「NG質問」です/採用面接のポイント
こんにちは、宮田です。
わたしの友人が最近転職活動をし始めました。数日前、その友人から「面接のときに、家族構成とか、父親の職業・役職とかも聞かれたんだけど、一般的に質問ってされるの?これまで面接を受けてきたけど、初めてのことでびっくりした」とメッセージをもらいました。
面接官トレーニングを実施している私は、「まだまだNGな質問をしているケースがあるのか!」と驚いてしまいました。
今回は、面接官として押さえておくべきNG質問についてお話しようと思います。
避けなければいけない質問
さっそく具体的にどのような質問をしてはいけないのかを確認していきましょう。
大きく6つに該当する質問は避けなければなりません。
中には面接がはじまってすぐのタイミング。つまりお互いの緊張を和らげる時間に聞いてしまうような質問もあったかと思います。
質問をすることはもちろんですが、企業によっては「尊敬する人物」といったテーマで作文を書かせているケースもあるようなので、注意が必要です。
なぜ家族のことなどを把握してはいけないのか?
採用選考の基本的な考え方として、応募者の適性・能力とは関係ないことがらで採否を決定してはいけません。それゆえに、適性・能力以外の事項の質問はNGなのです。
応募者の能力と適性に基づかない非合理的な選考は、基本的人権を侵害する行為とされています。
前述した「尊敬する人」を問うことは、思想の自由など憲法で保障された個人の自由権に該当する事柄であるため、選考時に把握することは不適切と考えられます。
どの質問がNGなのかを覚える必要はありませんが、「適性・能力に関係のない質問はしない」と念頭に置いておきましょう。
応募者を不快にさせないためにも、面接を始める前に「答えにくい、あるいは答えたくない質問があれば回答をしていただかなくても大丈夫です」と伝えておくことをオススメします。
良い面接だったとお互いが思えるよう、ぜひ参考にしていただければと思います。(執筆者:宮田)