週刊小売業界ニュース|2023/9/11週
2023/9/11週(9/9-9/15)にピックアップした小売業界ニュースをお届けします。今週のおさらいにぜひどうぞ!
eコマースデータの分析用AIチャットボットが登場。「デニムで上位のSKUを見せて、と聞くだけでいいなら驚異的」
チャットボットは今までカスタマーサクセスの分野などで活躍してきました。記事では、チャットボットの新しい使い方を法人向けに提供しているサービスが紹介されています。
このサービスでは、「デニムで売上上位の商品を教えて」のように、チャットを打ち込むだけで企業が必要なデータが取り出せるようになっています。
今までデータ加工・成形・分析に多くの時間を使っていましたが、このサービスを利用するとそのような作業が時短で行えるようです。
今後様々なシーンにてチャットボットが活用される未来が想定されます。例えば「トイレットペーパーが切れたからいつものやつ買っておいて」と普段家族に送るようなLINEメッセージ1つだけでAmazonで購買が完了していたら便利ではないでしょうか。様々なサービスの登場を変化と捉え、時代を読んでいくことが必要になってくると考えます。
ECに特化した画像生成AIツール「WeShop」、低料金で撮影の悩み解消 モデルも背景も思うまま
アパレルサイト等に不可欠な着用時の写真が手軽に作成できるかもしれません。記事では、画像生成AIツールによるモデル無しでの着用時の写真の作成が中国のEC企業で行われていると伝えられています。
方法は簡単で、マネキンに商品を着せて写真を撮るだけとのことです。
アパレルサイト等での着用時の写真は、その商品のイメージを決める大事な写真でありますが、主役は商品でありモデルは引き立て役となっていることが多いと考えます。そのため、その写真がAI生成であることに関する抵抗は他のサービスでの活用と比べ比較的小さいのではないかと考えます。
昨年から今年にかけて世間を驚かせてきた生成AIが実用されるシーンがいよいよ増えてきたなと感じます。
物流コストはいつまで上がる? 2024年問題目前…「5つのトレンド動向」を総ざらい
記事では、今後日本が直面する物流の問題について大きく取り上げられています。今までは、物流企業より顧客である荷主企業のパワーが強かった傾向がありました。大量注文をする代わりにコストの削減を物流企業に要求していました。しかし、近年は人件費の逼迫等により安価なコストではビジネスが成立しなくなり、値上げを依頼する企業が増え、また人材不足から大口案件を受けられなくなった企業も多くいるようです。
物流業界のみならず、現在我々の生活を支えている仕事で人手不足の仕事は賃金等の上昇が行われていくのではないでしょうか。(アメリカではコロナ禍、トラックドライバーの賃金が急激に上昇しました。)
ここ30年ほど賃上げが行われず世界と賃金の差がついた日本も、今までの生活の維持が困難な状況に近づいている今、ようやく必要な分野から賃金が上昇していくのではないかと考えています。
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