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【パートナービジネスの教科書】パートナービジネスの基本③(自社にあったパートナー企業を選ぶには)
はじめに
こんにちは。
Grow up代表の佐々木(@chiho_relations)です。
「パートナービジネスの教科書」と題しまして、パートナービジネスのノウハウを発信していきます!
よろしくお願いします。
https://note.com/grow_up/n/n3bad02265e36
前回のまとめ
前回ではパートナービジネスの基本的な契約形態である、卸売/紹介/取次の3つについてご説明しました。
詳細は下記noteをご参照ください。
自社にあったパートナー企業を選ぶには
パートナービジネスに携わっている方なら、この壁に当たるはず…!
「自社に合ったパートナー企業ってどう選べば良いんですか?」
私も多くの方から上記質問やお悩みをお伺いします。
今回私として、「パートナー企業はこう選ぶべきだ!」という基準をみなさんにお伝えしていきます。
パートナービジネスの目的は
何度も言ってますが、「パートナービジネスの目的」から考えましょう。
顧客紹介をしてほしいのか。
顧客紹介+顧客フォローまでお願いしたいのか。
例えば、自社かSaaS系(財務経理系)の会社で地方の顧客を開拓したい。それにあたり、契約後のオンボーディングやサポートもお願いしたい!となったら、地方に根ざしているシステム会社も適切かと考えます。
ただ、顧客紹介だけ欲しい場合は異なります。
財務経理系のトップ層(財務経理系の執行役員や財務経理部長)に商材紹介すると導入する率が高いのであれば、その方々とよく会っているだろう人々。そしてその人々が所属する会社が適切かと考えます。
こちらの場合は私だったら金融機関(地方銀行さん)とかをパートナー企業候補として考えますね。
上記観点で、「パートナー企業へどこまでお願いしたいのか?」を考えましょう。そこがスタート地点です。
パートナー企業を選定する前に
パートナービジネスの目的を設定したら、その次にチェックすること。
パートナービジネスの目的として、「自社でアプローチできないターゲット顧客に対してパートナー企業の力(コネクション)を通して効率的・効果的にアプローチする」ということを掲げる企業様は多いと思います。
その中で見落としがちな視点です。
ターゲット顧客のリストをもとパートナー企業を選定する。
パートナービジネスを始めよう!となると、すぐにパートナー企業に対して「御社のお客様を紹介してください!」と伝えるケースがめちゃめちゃ多いのですが、それだと絶対お客様は紹介してくれません。
よっぽど商材がわかりやすいか、パートナー企業の営業パーソンがフットワーク軽かったかの「運」でしかありません。
なので、自社のターゲットリストを見て分析しましょう。
<分析項目(例)>
マーケティングの考え方に近しいかもしれません。
・エリア
・業種
・企業規模
・ターゲット企業の商談者(例:経理財務の役員)
→この役職の方に商談すると成約しやすい等
・所属している協会(例:小売業協会)
・取引先銀行
・情報取得元
・何に課題感を持っているか
具体的には上記です。
ターゲット企業のアポイント獲得までは、マーケティング的な考え方や動き方に似ています。
ターゲット企業の商談したい方(例:社長)はどんなコミュニティに所属しており、どんな課題感を持っていて、どこから情報を得ているか?を想定して、適切なパートナー企業を選定します。
時にはマーケティングな動き方として、特定業界誌に広告記事を出稿したり、特定業界に強い企業(例:業界特化のコンサルティング企業)とセミナー企画・実施などをしたりします。
※ここはパートナーマーケティングの領域にも入ってくるので、今回は割愛します。
過去の私の事例を以下に示しますね。
<顧客条件>
取り扱い商材:間接経費のコスト改善コンサルティングサービス
商材の特徴:高単価、無形商材
商談者:経営層(役員以上)が適切
ターゲット顧客:全国の小売業
課題:スーパーマーケット利益率3%→コストの改善が急務
<パートナービジネス座組>
・紹介のみ
<実行したこと>
・ターゲット企業リストを作成
・ターゲット企業の経営層とコネクションがある企業の仮説構築
・ファクト収集のために、帝国データバンクなどでターゲット企業のリストを取得
・ターゲットリスト情報と前章で記載した条件を鑑みながらパートナー企業として適切な企業群を想定
→当時、金融機関と想定
・上記想定した企業群に対してアウトバウンドで提携を打診
<想定>
・金融機関であればターゲット企業の顧客(役員)と定期的に商談する機会がある、商談を打診しても断られる確率が少ない(顧客とパートナー企業の関係性を想定)、もし自社のサービスを提案・提供した際はパートナー企業にとっても顧客にとってもメリットがある
上記まで実施し、パートナー企業創出から売上創出まで約1年半かかり、3億円の売上を創出しました。
ファクト→仮説→実行を繰り返し、適切なパートナー企業を選定し成果を創出していく活動が必須です。
パートナー企業≠自社のファン
パートナー企業を選定する際に間違えてはいけないことをお伝えします。
よく「お客様が自社サービスのファンになってくださり、自社サービスを顧客に提案したいというのですが、パートナー企業になっていただいても良いでしょうか?」と相談いただくことがあります。
私としては、「自社のファンの企業がパートナー企業として適しているとは限らない。」と考えているため、冷静に判断すべきと捉えています。
もしパートナー企業の方が「お客様に提案するために、自社でメリットを感じなければ提案が難しい!」もしくは「自社で活用した方が、お客様へより効果的な説明ができる!」等であれば話は別です。
基本的には、そこはしっかりファクトを持って判断すべきです。
さいごに
「自社にあったパートナー企業とは?」という質問は正直パートナービジネスを続けていればずっとぶつかるものと捉えています。
だからこそ、より早く「最適なパートナー企業(企業群)」を見つけることがパートナービジネスを成長させる秘訣です。
パートナービジネスの目的をより早く、効率的に達成できるのはどのパートナー企業なのか?を見極め、日々活動していくことが重要です。
ただ、「わからないよ!」と言った場合は、下記のSNSのDMまでご連絡ください。
貴社のご状況をお伺いしたうえで最適なパートナービジネスの形態を無料でお伝えします。
【拡散、いいね お願いします🎅】
— Chiho | パートナービジネスコンサルタント(育休中) (@chiho_relations) December 23, 2023
夏頃から担当していたパートナービジネスのコンサルティング業務を経て、さらに言語化が進んだので、一部ノウハウをnoteに書きました!
パートナービジネスに携わっている方、興味を持っている方ぜひ読んでください🎄#パートナーセールスアドベントカレンダー2023 pic.twitter.com/LfFVXgmDQu