10月の読書メーター
読書量は私の心身の健康のバロメーターらしい。
10月の読書は15冊。
まだ、ピーク時までは行っていないけれど、ほぼ戻ってきたらしい。
日々のタスクもこなしながら、625ページの本を苦も無く2日で読了。
これはピーク時の集中のレベルで嬉しい。
もっとも、好きな山岳小説だけど・・・。
無名 (幻冬舎文庫)の感想
沢木耕太郎が無名の親の人生を淡々と辿るノンフィクションエッセイ。小説を読んでいるように読み進める。親を送ってから、句集をつくる過程で、残された俳句から無名の自分史、その生きた軌跡を辿ることになる。ノンフィクション作家の目を通じつつ、息子にとっては無名ではない関係の原的負荷は、ここにもあったのかと・・・。
読了日:10月31日 著者:沢木 耕太郎
kindle電子版
これまでしないといけないことばかりしてきたんやから、これからはしたいことだけしたらええやん: 評価を追い求める人生をやめて心地良く生きるための教科書の感想
作者は私よりは年下だが、私たちの世代の男性たちの群像がそこある。一塊になって同じ方向を向いて走っていた。そしてその舞台から降りたときに、成功と幸せは関係ないと知る。作者の生き様が、必要な人への警鐘となり応援となると思う。あくなき学びへの情熱が心を揺さぶる。私もがんばろって思わせる。ほろっとさしてぷっと笑わせる。大阪のおっちゃんやな~!実物もおもろうてかっこええ人です!
読了日:10月29日 著者:吉本 哲也
1日1問答えるだけで理想の自分になれる 365日の質問の感想
しつもんZEN瞑想をして、毎日質問をしている。上手くできる日もできない日もある。いい質問だと一日が変わる。365日続けたら、人生のステージが変わる。10年以上やっていたら人生が変わっていた。良質な質問が配されている。ただの著者のインスピレーションではなくて、例えば星の運行なども蓄積されている。誰かに贈りたくなる。そういう気にさせる本である。
読了日:10月27日 著者:マツダ ミヒロ
淳子のてっぺん (幻冬舎文庫)の感想
625ページを一気に読んだ。すっかり山からは遠ざかる日々だから山岳小説はワクワクする。ドキュメンタリーもいい。けれど、フィクションだからこその架空の二人の登場人物の存在が物語をより面白くしている。そこに小説家の技がある。上手いなぁ。楽しかった。ありがとうございます。
読了日:10月25日 著者:唯川 恵
延べ1万店舗を指導してきた講師が教える とっておきの秘密 (知的生きかた文庫)の感想
講座で課題にするために再読した。前回、2年前に読んでいる。この本は机の上で書かれた本ではなくて、人と人の現場で書かれた本。読んだ人たちは他人ごとではなくて自分を投映して涙を流したり、優しい気持ちになったり、大切なことに気付く。ねぎらいの魔法にかかる。本を読んでねぎらわれる。するとねぎらいたくなる。良書。
読了日:10月22日 著者:兼重 日奈子
遅読家のための読書術 情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣 (PHP文庫)の感想
ずっとやっているしつもん読書と共通点が満載!そこが収穫。1ライン・エッセンス」最高の1行を選ぶなど。本棚はいつも自分を映す鏡。3ヶ月ごとにメンテナンスを心掛けたい。リアル書店に行く。「物語」を読まないと心が貧しくなる!!!まさに~!
読了日:10月19日 著者:印南 敦史
ぼく モグラ キツネ 馬の感想
コップに水がはんぶしかはいっていないとおもう、それともはんぶんも入っているとおもう?モグラにきかれて、ぼくはこたえた。”コップがあるってことが、うれしい”
読了日:10月19日 著者:チャーリー・マッケジー
将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる! (扶桑社文庫)の感想
孫っ子へのプレゼント本に悩むとき、参考にしたい144冊!
読了日:10月17日 著者:松永 暢史
ふしぎ駄菓子屋 銭天堂16の感想
孫っ子ご所望の本。買ってやるのは本と決めている。でも、コロナで会えないけれど、今度会えたら駄菓子屋に連れて行ってやろう!
読了日:10月15日 著者:廣嶋玲子
ふしぎ駄菓子屋 銭天堂10の感想
10歳の孫っこからのおすすめ本!うん、面白いやろうね~。子どもらしい夢が詰まっている。大人が読んでもいいのでは?
読了日:10月12日 著者:廣嶋 玲子
ルビンの壺が割れた(新潮文庫)の感想
おもしろいんだけど、このどんでん返しは後味が悪いのですよね。私は、読後感のいいのがやはりいい。ま、これしも作者の思う壺なんでしょうが・・・。やはりツボです。
読了日:10月10日 著者:宿野かほる
旅だから出逢えた言葉 2 (小学館文庫 い 31-14)の感想
旅は読書と似ている。あなたのこれまで一番きれいな夕陽は?と問いたくなる。若い人に何かを伝える行為と、それを受取ろうという若い人の探求心の間にあるものは、私たらいが生涯で経験するものの中で、かなり上等なものである。
読了日:10月09日 著者:伊集院 静
あんのまごころ お勝手のあん (時代小説文庫)の感想
「働きます。心をこめて」次号が待ち遠しい!
読了日:10月08日 著者:柴田 よしき
伝わるちから伝わるちからの感想
すてきな言葉が押し寄せてくる。そりゃ、エッセイストとして人気になるわなぁ・・・。
読了日:10月06日 著者:松浦弥太郎
どこから行っても遠い町 (新潮文庫)
小さな町の人々がすれ違う。けれど知らず知らずそれぞれ繋がっている連作短編集。なんだかなあとしみじみと思う。
読了日:10月03日 著者:川上 弘美
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