
マディラ島的な休日
新年明けましておめでとうございます。
本年もご愛顧賜りますよう、お願い申し上げます。
店主 吉田健吾
さて、正月休みの後の連休、皆様いかがお過ごしでしょうか。
結構、有難がっている方、多いのではないでしょうか。
◆
ポルトガルの沖合に「マディラ」という島がある。
リスボンから南西に約970km、モロッコから西へ約650kmだから、緯度的にはもうアフリカに近い。
その昔、大西洋へ航海に出る船が、島特産のマディラワインを積み込んだり、その他の積荷を一旦整理するために、しばし寄港する島だったようだ。
(最近だと、サッカーのクリスティアーノ・ロナウド選手の故郷として有名)
正月の後の、成人の日を含めたこの連休になると、なぜだかいつもこの「マディラ」島を思い出す。
年末年始の長い休みを終えて、さあ、これから一年が始まるというところで、
ちょっと一旦、心と体の整理をするのに、ちょうど良い「小休止」。
ところで僕は、何かにつけて、本題に入る前の、ふとした時間が好きだ。
コンサートやライブなんかは、始まる前の「ウエイティング・バー」で一杯やれれば、もうそれで充分満足だったりする(笑。
物語が始まる前のちょっとした「間」。
始まってしまえば、もう終わりへ向かっているのは明らかなこと。
もしかすると、それを現実逃避したいだけなのかもしれない。
マディラ島にも、きっと BAR はたくさんあったと思う。
そんな場所で、飲みたくならない訳が無い。
そんな BAR で飲むお酒って、いつもの数倍美味しいかったんだろうな。
去年からここのところ、体調を気遣って、平日のお酒は控えるようにしている。
でも、今日は僕も何か飲もうかな。
年末のスパークリングの気の抜けた赤が残っていたかもしれない。
そんなのでいい。
きっと何を飲んでも美味しいはずだから(笑。
そんな連休です。
皆様もどうぞ一旦ここで体制を整えて、
さあ、一緒に長い旅路に出ましょうぞ!!
(へ? 休みなんて、いつあったって有難い??)
神保町へお越しの際は、是非お立ち寄りください。
BAR ground line にも「マディラワイン」常備しております。
お待ちしております。
takeoff / j’san x Epektase
Lofi Records
2021
(本文の最後に、お店でよくかける音楽を紹介しています。お家でお酒を飲まれる際に是非どうぞ。今度お店に聴きに来てくださいね。)
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