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オナ禁826日目 快楽≠幸福

ふりかえり


今週はオナ禁的には危うげない1週間だった。新しいプロジェクトが始まり、今はそれに集中していこうと思っている。オナ禁を800日続けても新しい挑戦は普通に不安だし緊張する。

快楽


人間は本能的に快楽を求める。テスト勉強をしなくてはいけないのに爺行為をしていしまったり、ダイエット中なのに甘い物を食べてしまうのは、それらを本能が欲しているからだ。

オナ禁が難しいのはまさにこれが原因だ。ポルノを視聴することは本能が求める性の快楽を原液で飲むような強烈な体験であり、それを断つのは容易ではない。

幸いなことに「本能を制御する能力」すなわち理性は訓練することができる。オナ禁はその訓練の一つと言えるだろう。

オナ禁初心者が3日や1週間オナ禁を続けるのが難しいのは、理性のレベルがまだまだ本能と闘えるレベルまで達していないからだ。しかしそれはオナ禁を続けていくにつれ必ず成長していくので辛抱強く続けるしかない。

快楽は連鎖する


オナ禁を2年以上続けてきて「快楽は連鎖する」ということがわかってきた。食生活や生活習慣が乱れている時はオナ禁も乱れていることが多い。

毎日コンビニ食で、おかしもたくさん食べ、運動する習慣もなければ部屋もそこら中にゴミが転がっていて清潔感がない。そんな生活を送っている人がオナ禁を続けるのは難しい。

逆にいえば、健康的な食事を心掛け、部屋も定期的に掃除して、運動もしているーそのような人がオナ禁を続けるのはそこまで難しくないだろう。そういった人は、自分をコントロールする能力がその時点である程度備わっているからだ。

僕もオナ禁を始める前は前者のような生活をしていた。オナ禁を始めてから、「どうすればリセットを防げるだろうか」と考え続けた。そうして問題はポOノではなく、それ以外にあるということに気づいた。

ポOノを見たくて仕方がない時もしくは見てしまっている時、そういう時ふと周りを見返してみると、上述したものが乱れていることがほとんどだ。

それに気づいてからというもの「何かがおかしい」と感じたらすぐにそれらの習慣が乱れていないかをチェックするようにしている。

なぜ性の問題は表面化しないのか


部屋が散らかっていたり、食べたり飲みすぎたりしすぎたりすると、家族や親しい人たちが「ちょっと生活見直した方がいいんじゃない?」と指摘してくれることがある。けれどもこれが性の問題となると誰も注意してくれる人はいない。


その原因は爺行為がソロプレイであることが根底にある。いままでシャセの快楽とは生殖行為の延長線上にあるものであった。しかしポOノの誕生によってその快楽は生殖行為に限られるものでは無くなった。

特にインターネットポルノに関してはかなり新しいもので、そもそもこの問題自体が社会に認識されていないということも原因としてある。

ポOノ産業は4k画質、VRなど技術の発展が目覚ましい。それはそれだけ需要があることの裏返しである。僕がオナ禁を始めた時はVRはそこまで一般的なものではなかったが、今はVRの売り上げが相当のものであると聞いている。

ゴーグルをつけて爺行為をするなんて、10年前に僕は想像すらしていなかった。そしていずれVRよりすごい技術が生まれるだろう。今の僕たちが想像できなかったような。

5年後、10年後世界の性はどのような様相をしているのだろうか。そうして僕はそれをどのように眺めているのだろう。


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