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おしりたんていに熱狂する息子と、憤慨する祖母と、無表情の僕。
「子供たちを下品なもので夢中にさせて、お金を稼ごうだなんて!」
4歳の息子の中で『おしりたんてい』がちょっとしたブームになっています。
私が昔読んでいた「かいけつゾロリシリーズ」に近い読み応えですね。
「もうこういった本も楽しめるようになったのか!」という我が子の成長を喜ぶ気持ちと共に頭に浮かんでくるのは、冒頭に紹介した祖母(私の実母)の言葉。
祖母はいま、小学校で学童保育のボランティアをしています。
その中で「おしりたんてい」が流行っているのでしょうね。
子どもたちが「しつれいこかせていただきます」と言ってオナラをしたりするそうです。
それがどうにも許せないのだと、年末に帰郷したときに言っていました。
(その30分後に何も知らない長男が「おしりたんてい」のテーマソングを歌ってビミョーな空気、流れる。)
確かに「おしりたんてい」にしても「うんこ漢字ドリル」にしても、見方によっては「子どもへの悪影響は家庭に押し付けて、自分たちは儲けている」という構図に見えなくもないですよね。
でも私は結構どうでも良いというか、特に声を荒げようとも応援しようとも思わない。
無表情です。
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だって子どもが好きになっちゃったのなら、もうそれは親としては「してやられた」だけですよ。
そこに貴賤はないというか、むしろ子どもがそれだけ熱狂しているなら「子どもにとって需要がある」と言うことです。
パチンコやFPSゲームと同じで、それが世間的に良いものか悪いものかに関わらず、ただただ「需要はある」ために存在しうる。
そんな中、思い出したことがあります。
スペインで「クレヨンしんちゃん」が社会現象になった過去があるんですよ。
アニメ『SHIN CHAN』は最高視聴率42%を叩き出して。
2003年にはスペインの「最優秀キャラクター賞」に選ばれたり。
更にサッカーの中村俊輔選手がスペインに居た頃はサポーターたちから「シュンチャン」と呼ばれていたとか。
そして2004年の政権交代で『SHIN CHAN』は、
「教育衛生上よろしくない!」とされ、放送時間が夜になったり、放送中止させられた地域が出たりしたそうです。
それでもクレヨンしんちゃん人気は止まらず。
果ては独立運動のシンボルとして使われるまでになったんだとか。
「おしりたんてい」も、これと似たようなものだよなあと。
あんまり親が検閲したり介入したりしても意味がないというか。
友達からの輸入圧にはどうやっても勝てないんですよ。
なるようにしかならないので、無表情で居続けようと思っています。
でも派生作品の「おしりダンディ」を子どもと一緒に読んでみると、フームなるほど、これは確かに面白いですね。
読書によって得られた知見を交えながら日記を書いています。
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それでは、また。
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