📷 なぜ今さら2013年発売のNikon D610を買ったか
昨日
Nikon D610を購入した
D610とは
僕にとっての初めてのデジタルNikon、
初めてのフルサイズ一眼レフ
になったわけだけど
なぜこの2024年に
2013年発売のカメラを買ったのか
をまとめておきたい
なぜNikon D610を買ったのか
きっかけ
きっかけは
Instagramでフォローしている
Geit Eero という写真家が
よくD610を使っているのを見たことだ
67万フォロワーなので
Instagramの中では有名な写真家だと思う
手が大きいからか、
持ち方からなのか、
フルサイズなのに大きく感じないし
なんだか軽そうに見える
Geit Eeroさんはいろんなカメラを使っているけど、初期からこのD610を使っていて、フルサイズ一眼レフとは思えないほど軽快にストリートスナップをする
ストリートスナップと言えばコンデジ
と思っていた僕には衝撃的だった
いや、僕も一眼レフでスナップしていたこともあったけど、やはり重くて嵩張って瞬撮には向かないと思って、コンデジ派になった
でも、Geitさんはフルサイズで軽快だ
一眼レフ、ありかもしれない
と思い始めた
Nikon?PENTAX?どっち?
Nikonの一眼レフを視野に入れつつ、他メーカーの一眼レフも候補に入れて考えていた
一眼レフのメーカーと言ったらCanon、Nikon、PENTAXに絞られる
富士フイルムもSONYもパナもOLYMPUSも、早い段階からミラーレスに参入していたので、一眼レフをリリースしているが2000年代まで遡ってしまう
なかなかその時代のカメラは実用品で流通していない
僕はかつて
Canon EOS 70D
PENTAX K-70
というAPS-Cサイズの一眼レフを持っていた
Canonは個人的にハマることができなかった
PENTAXはデザインといい操作性といい、なんでK-70売りに出しちゃったかなと後悔したくらい好みのメーカーだ
となると、NikonかPENTAX
NikonだとD610の他に、D750、D500、D7000番台
PENTAXならあえてのK-S2か、最新のKF、K3も良い
NikonにするかPENTAXにするか
2週間くらい悩んだ
本来の写真機を味わいたい
一眼レフを欲しくなった理由は他にもある
コンデジばかり使っていた反動なのか
カメラを「操作」したくなった
コンデジの時は、だいたいF値を固定してオートフォーカスで軽快に撮影していた
でもカメラって「精密機械」じゃん、と
ダイヤルがあるやん、と
カメラの趣を改めて感じたくなった
でも重い一眼レフはスナップには向かない
それでも一眼レフで撮る悦びを味わいたい
であれば、もう突き抜けてやろう
と思った
0か100の100を取ってやろうと
それなら…
フルサイズでMFにしよう
どーせ重いカメラを楽しむんなら
フルサイズにしよう
という結論に至った
で、どーせダイヤル操作を楽しむなら
マニュアル撮影を楽しもう
となると、オールドレンズという世界にも足を踏み入れることになる
幸いにも、僕はNikon F3を持っていて
50mm F1.4と35mm F2 8のオールドレンズも持っている
この不変のFマウントの恩恵を得よう
よし、Nikonのフルサイズに絞ろう
ニコンミュージアムで選定
Nikonに絞りきれたなら
ニコンミュージアムに行くしかない
事前にNikonのフルサイズ一眼レフを調べて
候補となったのが
D610、D750、D500 だった
発売から年数が経って価格もほど良い
実際にミュージアムで実機を観察してみて
D500はなんだか見た目が好みじゃないことが分かった
となればD610か750になる
シャッター音で選ぶ
一眼レフを検討する上で最も重要な条件は
「シャッター音が良いか」どうか、である
乾いた「カシャッ」ではダメだし
湿りすぎた「パッシャ」でもダメで
控えめな「シャカッ」でも
軽めの「シャッ」でもダメ
ほどよく湿っていて、高音すぎず低音すぎず、
「パシャッ!」というシャッター音が良い
わかるかな笑
そのシャッター音を聞いたら口元が緩んじゃうような、そんな極上のシャッター音で無くてはならない
ニコンミュージアムの帰りがけに
中野のフジヤカメラさんに寄って
D610とD750を触らせてもらった
シャッター音の聞き比べだ
結果、D610の圧勝だった
同じメーカーの同じセンサーサイズで
これほどまでシャッター音に違いが出るとは
びっくりだったんだけど
D750のシャッター音を聞いた瞬間に
残念ながら候補から外れてしまった
それに引き換えD610の音色といったらもうたまらん
完全にD610に惚れてしまった
カメラは2015年以降進化してない
持論では、カメラは2015年以降進化していないと思っている
なぜ2015年かというと
Wi-Fi搭載機種が出揃った年だから、だ
カメラのWi-Fi搭載は最も直近のカメラ革命だと思う
いちいちパソコンに移したり
SDカードから読み込んだりしなくていい
というのはとても便利だ
その後もプロキャプチャーモードとか瞳AFとか動画性能の向上とかはあったけれど、「革命」「進化」と呼べるようなイノベーションではなかったように思う
3000万画素!と言われても
2400万画素の写真と比べたら
本当にわかんないレベルの違いしかない
カメラは2015年以降なら最新扱いでいいと思っている
なのでD610はすでに11年前の機種だけど
僕としては2年前くらいの感覚だ
(2015年起点で考えるから)
別に古いカメラという印象はないし
現役バリバリの力を持っている
でも一旦買わずにフジヤカメラさんを出て
結局2週間後に再来店
見事D610をお迎えしたわけである
ということでNikon D610を購入したいきさつでした
もうね、家のなかで空シャッター切ってシャッター音聴きまくってる笑
カメラが楽器にもなるんだから、ほんと無限の可能性がある
今日液晶保護フィルムが届いたんで
明日から本格的に外に連れ出してあげようと思っている
ストラップも買ったから常に首にぶらさげて、街をゆっくり歩いていこう
うん、後悔なーし!!笑