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97 わたしがミニマリズムに目覚めたきっかけ
おはようございます。
二児の父親で、地方でフツーの小学校教諭をしています、ふうたです。
2016年に起きた熊本地震をきっかけにミニマリズムに目覚め、現在ミニマリストとしてのライフスタイルを継続しています。
昨日は、胃がん検診でした。
バリウムを飲んで、軽いアトラクションをさせられました。
わたしの前の人が同期で、現在は「ルート先生」として、インフルエンサーでAI関連の教育書も出している先生でした。
久しぶりに話して嬉しかったし、同期が頑張っていることを知ると、こちらのやる気も高まりますね。
それは良かったものの、バリウムはもう嫌です。今年は胃カメラで行きます、絶対。
さて、三連休最後の夜に寝落ちするまさにその瞬間にスマホからあの地震警告アラートが発動しました。
震源地に「日向灘」と出る。
去年の夏以来でした。「南海トラフか?」と思い、構えていると長くてゆっくりな横揺れが来る。
震度は去年の夏よりはないな、と思いつつ、すぐに震源地と震度を確認して妻と少し話し、眠りにつきました
いや、しばらくつけなかったし、断続的に起きましたわ。
地震警告アラートは、何回聞いても嫌なものです。
さて、熊本地震が起きて9年目になります。
【4月14日21時26分】
1度目(前震)は、賃貸アパートで妻と長男(早産児で1292gで生まれ、3ヶ月NICUで入院してて3月下旬に退院したばかり。)の3人暮らしが始まったばかりに起きました。
長男と風呂に入り、妻に長男の体を拭いてもらおうとした矢先に来た、あの激震。
それまで、わたしも妻も、熊本で大地震が起こるなんか、一度たりとも思っていなかったため、まさに青天の霹靂でした。
壁のクロスには、幾つものヒビが入り、本棚に入れていた教育書などが一部散乱していました。
本棚の上に置いてあったプリンターは落下して壊れ、浴室の天井は剥げれて落ちました。
浴室の天井が落ちてきたのはびっくりだったが、息子に当たらなくて幸いでした。
家の中にいるのが怖くなり、その日はしばらく車内で暖房をかけてLINEでお互いの実家に連絡を取り合っていました。
妻の実家は、被害がひどく、食器が散乱して家に来ない方がいいとの連絡が。
わたしの実家は、それほど被害はなかったので、こっちに避難してこいと父から連絡が。
そして、わたしの実家に避難することにしたのです。
【4月16日 深夜1時25分】
2度目のいわゆる本震の時は、わたしの実家に家族と避難していた時。
ものすごい揺れに、妻とわたしは飛び起きました。
咄嗟に長男を妻が覆い、妻をわたしが覆い被さりました。
一瞬、「死」という言葉が頭をよぎりました。
本震は、それだけ強い揺れで、古い実家の2階にいたわたしは、「家が崩れるのでは。」と本気で考えていました。
とにかく、妻と息子だけは生かさなくては、とあの時は意外と冷静に考えながら揺られていました。
そして、車中泊になったのです。
そこから先は、食器割れなど、片付けがひと段落済んだ、妻の実家にしばらくお世話になりました。
そこから山間僻地の学校に出勤していました。
片道1時間半。往復で3時間です。
20代だったので、なんとかなりました。
わたしが通勤ルートに使っていた阿蘇大橋。
前震があった翌日に阿蘇大橋を使い、通っていたものの、本震で崩落。
犠牲者も出ました。
ものすごく悲しい出来事でした。
自然を前に、人間は無力なんだなあと、あの時ぼんやりと考えていたことを思い出します。
その後、わたしは、度重なる余震の多さに、揺れていない時でも余震がきたのではないかと錯覚してしまうほど、体の状態が少しおかしくなっていました。
大地震を経験すると、度合いの違いはともかく、トラウマになることは確実だと思います。
地震の初動で、わたしの体はキュッとこわばって固くなります。
あれがたまらなく嫌です。
南海トラフ巨大地震がそろそろ来ると言われています。
それがいつなのかは分からないのですが、来ることには間違いないので、地震に備えておくことが大切なのは言うまでもありません。
わたしは、防災バッグを準備しつつ、「いかに家の中のモノを減らしてミニマルに過ごしていくか」を日常のテーマにしています。
熊本地震をきっかけに、ミニマリストという言葉がわたしの頭に引っ掛かるようになりました。
それまでは見向きもしなかった「ミニマリスト」。
巨大地震でモノに命を奪われたかもしれないという経験をきっかけにして、わたしはミニマリズムに目覚めました。
これからもシンプルに、モノは最小限に生きたいと思います。
あくまで心地よい範囲で。これ重要です。
家の中も、教室の中も、シンプルで居心地の良い空間を創っていきたいと思います。
多分、これを継続することで、わたしの強みが形成されていくのだと確信しています。
地震はいつ、どこで来るのか本当に分かりません。
熊本地震だって、人々が文字を習得する前に起こったと言われているくらいです。
文字で後世に伝えることができなかったため、地域に伝わる伝説や地名などに、「昔、ここで巨大地震があった。」というメッセージを先人たちが密かに伝えているパターンがあります。
例えば地名に「鯰」や「龍」、民話に「大蛇」など地震に関連するものがあれば、その可能性があります。
調べてみるのも面白いと思います。
わたしは、総合的な学習の時間で子どもたちと調べたことがあり、大きな発見になって子どもたちと探求学習を楽しんだことがあります。
わたしは、熊本地震をきっかけにミニマリズムに目覚め、現在もミニマリストとしての生活に落ち着いています。
わたしにとって、丁度いいミニマリズムを継続することが幸せであることも分かってきました。
わたしはミニマリズムの継続を、これからもがんばるます!!
今回も記事を読んでいただいたみなさん、本当にありがとうございました!
ミニマリズムは「心地よい生活が送れる」「時間が生まれる」「支出が減ってお金が増える」など、様々な効能がありますのでお勧めします。
地震に関連するものを調べていくのも、その地域を知るきっかけとなるかもしれません。