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社員の夢を後押しするために社員→アルバイト転換制度を作った話と夢を実現中のイラストレーターの話

この記事は「GRIMOIRE アドベントカレンダー2022 ODD」の4つめの記事です

グリモアのバックオフィス部門で働くmakenとイラストレーターとして働くこまりの合作記事をお届けします。グリモアは「中二病を救う」をビジョンとする会社です。中二病、すなわち夢見る才能をお持ちの方々に向けて居場所を作る会社です。

今回はグリモアで働く社員の夢も後押ししながら、ビジョンも推進する制度の紹介をしていきます。

社員からアルバイトに転換できる「GH制度」

2021年10月、就業形態を社員からアルバイトに変更することができるGH制度をリリースしました。新しい道を攻めようとする人を応援したいという想いを込め、GH(Gateway Hunter)制度と名づけました。

アルバイトから社員に転換する制度を有している企業はさほど珍しくはありません。当社もポテンシャル採用の仕組みを導入し、社員登用を進めています。(詳細は「新卒採用も中途採用もやっていないけど採用はしている話」をご参照ください)

その逆、社員からアルバイトに転換する制度を明文化し運用している会社は少ないのではないでしょうか?!

制度策定の背景

グリモアは全ての事業活動をビジョンに紐づけ、ビジョンからブレイクダウンされた行動指針の浸透に力を入れています。カルチャーや行動指針はいわば「組織のOS」です。誰かが担当するではなく、社員全員で日々意識しアップデートをかけていくものと考えています。社員の皆さんには組織づくりの担い手を期待することになります。

そして、組織だけではなく、自分達が担当する「ゲームタイトル成長」の担い手でもあります。ゲーム開発チームは高い専門性を持ったクリエイターの集合体です。エンジニア、イラストレーター、ライター、デザイナー…各々が得意とする専門性を活かして開発が進んでいきます。各々の専門性を活かした業務だけではなくタイトルのゴール達成のためであれば「なんでもやる」、それがゲームタイトルの担い手としての働き方になります。社内では「できる人ができることやろう」という言葉が飛び交っています。

グリモアの名刺には社員の「二つ名」と職種/職能を記載しています。
社員全員、職種は「ゲームクリエイター」です。

一方、高い専門性を有するクリエイターだからこそ、自分の実力で「自分の夢や目標」に向かって勝負したいと闘志を燃やす方も一定数いらっしゃいます。日々の業務は組織ビジョン達成のため、ゲームタイトルのゴール達成のためであり、必ずしも「自分の夢や目標」と全てが合致するわけではありません。業務外で副業制度を使ったり、趣味を通じての活動で夢と業務の差分を埋めている社員の様子を見ていました。

昨今のクリエイターエコノミーの発達に伴い、クリエイターを取り巻く環境は良い方向に発展しています。夢を叶えやすい状況になっているとも言えます。会社も個人も社会も刻一刻と変化しています。その変化に合わせて、ともに中二病を救う仲間の夢も応援するため柔軟に体制を変更していくべきと制度構築を始めました。

制度の細かいルール

誰かの夢を応援するには明確な線引き、ルールが必要だと考えています。公平性の担保があるからこそ、安心して応援できる。応援された人も期待に応えることができるのではないでしょうか。

大前段として、求めること、期待の違いをお伝えしています。

社員:自身のもつスキル提供に加え、組織やゲームタイトルの成長を担う
アルバイト:自身のもつスキル提供

そして以下のルールに沿って制度運用をしています。

【就業時間】
 社員:週5日/10:00-19:00  
 アルバイト:応相談
【勤務形態】
 社員:基本出社(一部リモート制度あり)
 アルバイト:応相談
【社保】
 社員:完備 
 アルバイト:完備(諸条件あり)
【契約形態】 
 社員:無期雇用 
 アルバイト:有期雇用
【副業】
 社員:事前申請許可制
 アルバイト:申請不要(一部条件あり)
【評価】
 社員:評価制度を運用しながら年2回
 アルバイト:評価制度運用なしで貢献実績ベースで年4回

制度利用状況


2021年10月の制度リリース以降、5名の社員がGH制度を活用して社員→アルバイトに就業形態を変更しています。5名の内訳はイラストレーター3名、モーションデザイナー1名、グラフィックデザイナー1名です。勤務頻度は週2日〜5日とさまざま、フル出社している人もいますし、フルリモートで勤務している方もいます。

実は全員イラストレーターとしてのキャリアを極める、もしくは構築する目的で制度を活用しているんですよね。社会的にイラストレーターが活躍する場が広がり、活躍しやすい環境がどんどん整備されているのだと肌で感じています。

それでは、以降、GH制度を活用して多方面で活躍するこまりさんから利用実態を紹介してもらいましょう!

GH制度を活用中の社員紹介

自己紹介します

グリモア所属イラストレーターの斎木こまりです。2020年7月にグリモアに入社し、約2年半ほど経ちました。GH制度を活用し始めたのは2022年3月からです。

社内では新しい魔剣少女ちゃんを魔界で存在できるようお手伝いしてあげたり、新しいお洋服を仕立ててあげたり、実はアイテムやSDイラストも制作していたりと2Dイラスト全般幅広く担当しています。

グリモアでの実績の一部

制度を使い始めた理由

元々、2021年半ば頃から副業制度を活用して仕事の幅を広げていたのですが、それから半年ほど、軌道に乗ってきた時期にちょうどGH制度がリリースされました。
グリモアが好きなので辞めたくはないけど副業も忙しくなってきてやばい!
でも今がキャリアとして勝負どころだ!という良いタイミングだったので、
すぐにGH制度を活用することにしました。

社内でも社外でも頑張りたい時期で本当に時間が足りない状態だったので、
アルバイトに転換して週4勤務(うち1日だけ出社)になったおかげで、
通勤時間がほぼなくなったのが本当にありがたいです!運動量は減りましたが….。

制度活用後の話

GH制度を使ってみて思うのは、今の勤務体系が本当に私に合っていて最高〜〜!ということです。昔から絵を描くのが好きだったので、仕事でも趣味でも絵をたくさん描き続けられる今の環境が夢みたいです。

会社からは、たくさん良いキャラを生み出してね!社外の活動も頑張ってね!と常に前向きな言葉をもらえるのがありがたく、副業だけでなく趣味のイラストの活動でさえ、頑張れば頑張った分会社に貢献できるし、皆も応援してくれる素晴らしい制度だと思います。

一方で有期雇用への転換になるため、社員の時以上にプロフェッショナルとしての立ち回りが必要になります。その厳しさも含めて、今は楽しめています!これからもよろしくお願いします!

斎木こまり
Twitter:https://twitter.com/komarii_
FANBOX:https://saikikomari.fanbox.cc/

最後に

ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございます!
グリモアではユーザーの皆さん筆頭に関わる人々を「応援し、応援される」そんな仲間を大募集中です。少しでもグリモアに興味をお持ちいただけましたら、是非とも下記の採用サイトをご覧ください。

※各社の会社名、製品名、サービス名は各社の商標または登録商標です。

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