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ゾウは「名前」を呼び合う!って知ってますか?
(2月8日昼に書いた記事を夜中に再編成しました)
数か月前にナショナルジオグラフィックの記事を読んでから、だいぶ時間経ってしまいましたが…ずっと紹介したかった記事です。
ゾウ仲間でのコミュニケーションは、私たちが「ペットの名前を呼んだら来る!」どころじゃあ、ないらしいですよ。
たくさんいる仲間の中で、お母さん象が、「花子」と、象語で呼ぶと、花子だけが、ちゃんと反応するって言うですよ!
動物の能力が解き明かされるのって、何よりもわくわくします♪
ヤマガラなどが、鳴き声をちゃんと聞き分けてると知り、鳴き方に意識してみたら…私が近づくと、危険を知らせる鳴き声、ジジジが,聞こえてしまった。それからジジジが聞こえる度に、「ごめん.大丈夫だよ」と、謝るようになりました笑
さて、象の名前については、ナショナルジオグラフィックの引用文をお読みください。
※ナショナルジオグラフィックより一部抜粋してます。
名前で呼び合うのは、動物界では極めてめずらしい現象だ。しかも、オウムやイルカといった数少ない種でさえ、名前を呼ばれた側の個体が発した音を相手側がまねる方式だ。たとえばハンドウイルカは、自分に特有のホイッスル音を発し、ほかのイルカたちはその音を繰り返してその個体に呼びかける。
ところが、ゾウがやっていることはどうやらそれとは異なる。彼らは相手の発する音や物理的特性とは何の関係もない「任意のラベル」を使うという。
「われわれは、こうした行動は人間に特有のものと考えていました」と、論文の共著者である米コロラド州立大学の生物学教授、ジョージ・ウィッテマイヤー氏は言う。
任意のラベルとは、人間の言語でたとえるなら、ウシ科の動物を指して「ウシ」と呼びかけるようなものだ。この「ウシ」という言葉は、音としても物理的にも、その動物自体にはまったく似ていない。
全体として、チームは101頭のアフリカゾウが、117頭の受け手側個体に向かって発した496回分の呼びかけのデータを分析した。
科学者らが特に焦点を当てたのは、姿が見えていない親族と接触を開始するとき、触れ合える距離にいるほかの個体に近づくとき、子育てをするときにゾウたちが使用する接触、挨拶、世話のゴロゴロ音だ。こうした音には名前が含まれている可能性が高いと研究者らは見込んでいた。
ゾウたちは、トランペットのような鳴き声や吠えるような声からゴロゴロ音まで、さまざまな声を発する。彼らの声の構造は複雑だ。
〜中略〜
「ゾウはあるいは、単一の発声に多くの情報を詰め込んでいるため、名前は複雑な信号の一部でしかなく、ほかの情報も同時に伝えているのかもしれません」
呼びかけの中に名前がどのように記号化されているのかはまだわかっていないが、研究は名前がそこに存在することを示唆している。データをコンピューターアルゴリズムに入力したところ、同じ発声個体から同じ受け手個体に向けられた複数の呼びかけは、同じ発声個体から別の受け手個体に向けられた呼びかけよりも似通っていることがわかった。
つまり、フリーダという名前のゾウから女家長のドナテラに向けられた複数の呼びかけの音の構造は、フリーダが彼女のいとこのロスコなど、そのほかのゾウに向けた呼びかけよりも似通っていた、ということだ。
これが「示唆しているのは、呼びかけは実際に、対象となる個々の受け手に特有だ、ということです」とパルド氏は言う。
さらに、象は同じ個体を呼ぶときに、象によって呼び方が違うそうです。これば、それぞれがニックネームで呼んでるようなもの。らしいですよー。
象のこと、もっと知りたい!
象は、葬儀のような行動もとるし、悲しくて涙ながしませんでしたっけ?記憶が定かではありませんが…絵も描くし、記憶力も良いし?なんとなくの象について私の知識は、こんな感じです。
きっと、もっと沢山の秘密がありそうですよね。
映画「星になった少年」は、象使いの少年と,像の絆の物語でしたね。久しぶりに見たくなりました。
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私の大好きなnoterさんの1人である、いきものぐるりさんの記事は、知的好奇心がくすぐられて、とてもわくわくしますよ。勝手に紹介しますが、いきものぐるりさん、今まで通り,マイペースに執筆活動してください♡