初夏を感じるみずみずしい野菜&フルーツたち。5月の旬なお買物リスト
そのときどきのおいしい野菜やフルーツで栄養を摂ること。
GREEN SPOONは、それが遊びゴコロ豊かに健康な食生活を送るひとつの方法だと考えています。
そこで、気負わずに日常で旬をとりいれられる野菜&フルーツの「お買物リスト」を今日はご紹介。
普段づかいできる定番の野菜やフルーツの旬を知ることで、いつも食べている食材が、もっとおいしく感じられるかも。
ルッコラ
ピリッとした辛みとごまに似た風味が特徴のルッコラは、4~6月と10~12月の2つの時期に旬を迎えます。
特にイタリア料理では、生のままサラダとして食べたり、ピザの具材や鮮魚のカルパッチョに添えたりとおなじみの食材です。
それもそのはず、ルッコラは古代ローマ時代からすでに栽培されていたというイタリアでは長い歴史を持つ野菜なんだとか。
栄養面では、ケガの時などに見られる出血を止めるうえで重要な役割を持つビタミンKが豊富です。
ビタミンKは、血液の凝固に関わるだけでなく、カルシウムとともに丈夫な骨作りに欠かせない栄養素です。骨内に存在するたんぱく質を活性化し、カルシウムを骨に沈着させて骨の形成を促すと言われています。
アスパラガス
一年中スーパーで手に入るアスパラガスですが、太陽をいっぱいに露地栽培のものが多く出回るのが5月中旬から6月ごろ。日本では長野県や北海道が主な産地です。
ちなみにアスパラガスを芽が出る春先に土を盛り芽を日に当てずに伸ばして育てるとホワイトアスパラガスに!
栄養素としては、アスパラガスから発見されたことでその名がついたアミノ酸の一種「アスパラギン酸」や、葉酸などが豊富です。
アスパラギン酸はタンパク質の合成に使われており、エネルギーの代謝やミネラルの運搬など、体内で多くの役割を担っています。
葉酸はビタミンB12と共に赤血球の合成に関与し貧血対策に役立ち、DNAなどの核酸やたんぱく質を合成し、細胞の生産や再生を助けることから、妊娠期における胎児の正常な発育にも必須な栄養素です。
アスパラガスはみなさんにとってもおなじみの食材だと思いますが、茹でるとビタミンB群などの水溶性の栄養素が流れ出てしまう特徴があるため、電子レンジで加熱したり、炒めたり、もしくはスープにして煮汁ごとおいしくいただくなどの調理法がおすすめです。
アスパラガスが入ったGREEN SPOONは…
■Cheer up
■Mike Neco
■Stoic Girl
さやえんどう
肉じゃがやおひたしに使われるさやえんどうは4月〜6月にかけてが旬です。
ところで、スーパーでさやえんどうを手に取る時、絹さややスナップエンドウなどどう違うのか、迷ったことはありませんか?
実はどれも「エンドウ」という同じ植物なんです。
①さやえんどう
エンドウのまだ若いさやの状態のもの。絹さやはさやえんどうの品種の一つなのです。
②グリーンピース
エンドウのさやの中にある種子が大きくなり、まだ柔らかいうちに収穫したもの。ちなみに
③スナップエンドウ
グリーンピースが入った状態のさやごと食べられるように改良した品種です。さやえんどうよりも肉厚で甘みがあるのが特徴。
④えんどう豆
上の3つに比べてあまり馴染みがないかもしれませんが、えんどう豆の一種である「赤えんどう豆」は和菓子のみつまめや豆大福で使われています。
そんな中でもさやえんどうはビタミンCを多く含んでいる野菜。
コラーゲンの生成に関わり、皮膚や血管、粘膜を強化することから美容に欠かせないだけでなく、ビタミンCはストレスを感じた際に消費されると言われ、ストレス緩和作用も期待できます。
メロン
高級感あふれるフルーツの代表、メロンは4月ごろから九州産のものが出回り、さらに5月〜7月にかけてには関東や他の地域のものも市場に多く出回ります。
むくみや高血圧の予防に効果が期待できるカリウム、美肌に欠かせないビタミンCを含むメロンですが、高級品種の代表であるマスクメロンの由来が顔につける「マスク」ではないということは意外と知られていないかも。
じつは香水などで使われるムスク(musk,日本ではジャコウという名前でも呼ばれます)のような豊かな香りを持つことから「マスクメロン」と呼ばれるようになったと言われているのです。
ほかにもお手頃な「アンデスメロン」もアンデス山脈から由来したのではなく、病気に強く甘みが安定していることから、生産者にとっても消費者にとってもうれしい「安全ですメロン」という名前で売り出そうとしたのが由来なんだとか!
多くのブランド品種が存在するメロンだからこそ、その由来を調べてみると面白い歴史が発見できますね。
メロンが入ったGREEN SPOONは…
びわ
独特の上品な甘さが特徴的なびわは、出回る期間が短いため、ぜひ今のうちに楽しみたいフルーツ。江戸時代に中国から伝わり、俳句でも夏の始まりの季語として親しまれています。
そんな日本でも昔から親しまれてきたびわには、β-クリプトキサンチンという色素成分が含まれており、体内でビタミンAに変換されます。また、強い抗酸化作用があり皮膚や粘膜、目の健康維持に効果が期待できます。
また、葉も漢方薬やお茶などに使われたり、木も丈夫なため家具などに使われるなど、他の部分も生活に取り入れられています。ただ、びわの種は食べると食中毒の恐れがあるのでご注意ください。
旬の食材でココロも満たして
出回る量が増えてお手頃価格になるだけではなく、おいしく栄養価も高い旬の食材。ただ野菜やフルーツを摂るだけでなく、「この季節のいちばんおいしいもの食べている」という実感はきっと、あなたのココロも満たしてくれると思います。
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