やすゆき

34歳男。精神保健福祉士です。精神科病院で相談員をしていましたが、転職して就労移行支援…

やすゆき

34歳男。精神保健福祉士です。精神科病院で相談員をしていましたが、転職して就労移行支援事業所にて勤務しています。小さな役者の事務所にも所属しています。色んな方の素敵な文章に触れながら、日々の出来事や考えたことを記してみます。

最近の記事

津村記久子さんの小説「この世にたやすい仕事はない」

本をペラペラ読み返していたら、突然鼻水が出てきました。花粉…? 4月に読んでいたこの本を、「働く」ことに悩みつつ引っ張りだしてきました。私は障害や疾患がある方の就職をサポートする、就労移行支援事業所で働いています。施設長になった自分の働き方。同じ事業所のみんなが望む働き方。そして、利用者さんたちの働き方。 特に利用者さんの働き方は悩みます。働くことが自分のやりたいことを叶える自己実現という側面と、生きていくために必要な手段という切実な側面があるからです。パワハラなど労働に

    • 5月に自費で心理検査WAIS-IVを受けた話

      はじめに(注釈:この文章自体は6月に書いたものです。せっかく書いたので公開して、最後に今感じたことを追記してみます。) 5月に心理検査(WAIS-IV)を受けてきました。検査内容や検査結果の詳細……は書けないのですが、感じたことを記載します。 ちなみにWAIS-IVとは一番メジャーな知能検査の一つです(おそらく)。 結果はIQとして示され、「言語理解」「知覚推理」「ワーキングメモリー」「処理速度」の4つの指標から成り立ちます。 きっかけ①自分の特性を知って、キャリア形成

      • 駐輪場代1万4000円

        やってしまった。家から徒歩5分の、よく行くドラッグストアの駐輪場にて。駐輪場代1万4000円。 自転車をここ数週間見かけていなかった。ギター教室に行くときに、無いな、と気づいた。その日は走って行った。ありふれた鍵の、ありふれた自転車だったので、誰かに盗られたのかと思っていた。 そもそも、痩せようと思い昨年買ったその自転車にはあまり乗らず、シェアサイクリングばかり使っていた。30分130円。電動自転車で、所定の位置であればどこでも借りて返却できる。もう少し振り返ると、3月4

        • 34歳、初めて髪を伸ばす

          「髪を切られるのが嫌だった、ってことではないの?」 と、美容師さんは言う。初めて来た美容室だとはいえ、そもそも髪を切りに来ている。もともと美容室に行くのも好きで、月に1回は行っていた。切られるのは嫌ではないはずだと思う。 「髪が伸びるのも、時間がかかりますからねえ」 確かにそうだ。そんな美容師さんの髪はぼさぼさで、自身の髪型は無頓着なようだ。1人で美容室を切り盛りしていて、お子さんの送り迎えや家事をされていることが、何となく店の前にある自転車や置物などから分かる。 「

        津村記久子さんの小説「この世にたやすい仕事はない」

          何もしたくない日があって

          お久しぶりです! ついでに、新年あけましておめでとうございます。 前回の記事から9か月ほど経ってしまいました。 そしてその間にも時々記事を読んで下さっていた方々、本当にありがとうございます。 近況を振り返ってみます。 仕事のこと無事に?就労移行支援事業所で働いています。 サービス管理責任者の仕事をさせてもらったり、着任してすぐ行政の実地指導が来たり、慣れない営業を色々しないといけなかったり。 仕事上で何かブログというかコラムを書く機会がしばしばあり、noteを書いていて

          何もしたくない日があって

          無職を謳歌していた私が就労移行支援事業所に就職した話

          はじめに 前回の投稿が1月。4か月ぶりの投稿になります…!タイトルの通り、2月に就労移行支援事業所に就職しました。少し振り返ってみようと思います。 就職活動の経過 前々回の記事にて記載したのですが、就労移行支援事業所の求人へと応募しました。 久しぶりの履歴書と職務経歴書の作成。SPIの受験とWeb面接。幹部との最終面接では、1時間半ほどかけ熱い気持ちを聞くことができました。受かったかどうかは分からないけど、ここで働けたらいいな~と感じました。 結果、無事に内定を頂き

          無職を謳歌していた私が就労移行支援事業所に就職した話

          生活リズムと運動習慣の話

          はじめに 早寝早起きできていない、習慣的に運動できていない、退職後にそれが際立っている、という話です。どうすればいいでしょうか。 生活リズムが崩れる 夜12時には寝たい、と思ってもついつい1時2時と起きてしまいます。 基本的に夜遅くまで起きてしまうタイプです。振り返ってみると学生時代からで、テストも一夜漬けでした。社会人になってからも変わらず。遅くまで友人とやり取りしたり、ネットで動画を見たり。 睡眠が短くても大丈夫なタイプか、というとそうではありません。休日には1

          生活リズムと運動習慣の話

          ハローワークで面談を続けつつ求人に応募した話

          はじめに 新年を迎え2週間ほど経ちましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 仕事をしていない者にとっては年末年始も普段も変わりなく休みです。いつも通りゆっくり過ごしました。(メリハリがないとも言えます) 強いて言うと実家に帰ったり、夜通しテレビのエキストラの撮影をしたり。あとひとつ、求人に応募したということがありました。 色々な求人を見て 昨年夏に退職し、やりたいことを模索しつつハローワークに通っています。以下記事の通り適性検査を受けたり、その結果をもとに面談を続

          ハローワークで面談を続けつつ求人に応募した話

          新年のご挨拶

          皆さま、明けましておめでとうございます。旧年中はありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 …まるで定型文のような挨拶ですが、本心を書こうとするとそうなりました。 昨年の5月にnoteを始め、細々ですが更新を続けられました。何より色んな方の記事を読むこともできました。要領を掴んできたような気もするので、今年も色々な方と繋がりを作れたらと考えています。 さて、今年の抱負。まだ決まっていないのもありますが、以下記事に書いた通り「人に言いにくい」とも言えま

          新年のご挨拶

          MOTHER2を再度プレイしてみる

          Twitterの投稿を見て みなさん、思い出に残るゲームはありますか。幼い頃から家にゲームがある環境で、家族もドラクエやFFなどのRPG、スーパーマリオやマリオカート等で遊んでいました。 きっかけのひとつは、Twitterでこの投稿を観たことでした。 流れる音楽は「エイトメロディーズ」。1994年にスーパーファミコンにて発売されたゲーム、MOTHER2のキーとなる音楽のひとつです。 ゲームデザインやシナリオを糸井重里さんが手掛けており、幼い頃に何度も糸井さんの言葉が書

          MOTHER2を再度プレイしてみる

          やりたいことと向いていることーハローワークでの職業適性検査(GATB)を受検する 後編

          はじめに 以下記事の続きです。 ハローワークにてGATBを受験しました。やりたいことの前に、自分が向いていることや得意なことを知りたい、というお話でした。 ハローワークでの受検 ハローワークにてGATBを受検してまいりました。同室者が3人おり、試験時間は1時間半ほど。職員の方の案内に従い問題を進めます。 これから受検する方のために詳細は記載しませんが、「丸の中に点を打ちましょう」のような作業する問題、計算問題、図形の問題など様々でした。基本的には時間以内には終わらな

          やりたいことと向いていることーハローワークでの職業適性検査(GATB)を受検する 後編

          12月は手帳を買って

          はじめに この記事の続きです。 「開くと穏やかな気持ちになる頑丈な新書サイズの手帳」を探していましたが、買いましたという話です。 手帳を探す 結局、いくつか文具屋や書店に行ったものの、思うような手帳に出会えませんでした。今年使っていたえんじ色の手帳をよっぽど気に入っていたのかもしれません。 ネットで色々探してみると、昨年とほとんど同じものが同じ会社から出ていることが分かりました。これで一安心、というわけで購入することとなりました。 手帳を手に入れる 実際届いたも

          12月は手帳を買って

          やりたいことと向いていることーハローワークでの職業適性検査(GATB)を受検する 前編

          はじめに 会社員の頃、友人がSNSに写真をアップしていました。仕事で遅くなり終電を逃してしまったようです。アップされたカプセルホテルの画像には「向き不向きより前向き!」と書かれています。何やら薄寒いものを感じてしまいます。 もちろん、まず前向きにやってみるということは大切だと思っています。初めは苦手だと思っていても、慣れると得意になることも多くあるからです。ただその当時は、その友人には無理して頑張らないでほしいと思ったものです。 少し話が逸れた気もしますが、今回は「向き

          やりたいことと向いていることーハローワークでの職業適性検査(GATB)を受検する 前編

          アルバイトがしんどいので、自分を少し客観視してみる

          はじめに 病院の仕事をやめた後、勉強のため!とファーストフードのアルバイトをはじめました。ただ早速しんどくなっています。 人手不足 そのファーストフード、基本的には1日じゅう混雑していて行列ができています。小型店ではあるのですが、テイクアウトだけでなくウーバーイーツ等の配達でも賑わっています。 どうも人手不足らしく、LINEにはよく「今日入れる人来てください!」「次の土日どこか入れませんか」と連絡が入ります。また欠勤される方も多く(昨日は4人…)常にバタバタしています

          アルバイトがしんどいので、自分を少し客観視してみる

          飲食店でのアルバイトを通じて優しくなれるのではないか

          はじめに 会社員時代の先輩の一言。「あそこのコンビニって袋詰め遅くない?」「あそこのファーストフード、店員さんの愛想がないよな」と。 袋詰めのスピードなんて数秒の話なのに、忙しい店員さんに愛想を求めるのもな、と思いつつ聞き流していました。どうでもいいことでイライラする先輩も大変だなとも思います。そんなクレームをぶつけられたら店員さんも大変です。 その先輩はコンビニや飲食のアルバイトをしたこともなければ、実家暮らしで家事も家族がしてくれるそうでした。今でも時々心をよぎる、

          飲食店でのアルバイトを通じて優しくなれるのではないか

          通勤時間の過ごし方

          はじめに 通勤時間、どれくらいかかりますか?何をして過ごされていますか? 2018年の調査(総務省の社会生活調査結果)によると、1日の平均通勤時間は片道39.5分。往復で1時間19分だそうです。 電車通勤の方が多いからでしょうが、都心に隣接する県が長い傾向があります。満員電車に揺られて都心へ向かう、考えただけでげんなりしそうです。 長かった通勤時間 7月で退職し今は無職ですが、当時は片道1時間20分かけて通勤していました。家から最寄駅まで歩いて、満員電車に乗って、電

          通勤時間の過ごし方