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【MINI車中泊旅 #6】ヒヤヒヤ山道からの温泉、そして黙祷 ... 2泊3日ひとり気まま旅。
6月中旬。梅雨の晴れ間の週末を利用して。
半年とちょっとぶりの、2泊3日の車中泊ひとり旅に出かけました。
まずは、1泊目の目的地、埼玉県・秩父の山奥にある「道の駅 両神温泉薬師の湯」へ。
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途中の福生で、ベーグルランチを食べて、
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秩父へ向かう国道299号線の途中でカフェ休憩を挟んでから、
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秩父付近のスーパーで夕食の買い出しをして「道の駅 信州蔦木宿」へ。
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クルマが小型のSUV(MINI クロスオーバー F60)ということもあって。車内のスペースを少しでも広く、できるだけ快適にしよう、と。前回の車中泊旅から、いくつかアップデートしました。
たとえば、ルーフにラック&防水バッグを設置して、寝るとき以外は必要のないインフレーターマットや寝袋などの類をすべてルーフに置けるようにして車内スペースを確保したり。
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車中メシ用にはホットサンドメーカーが仲間入り。IHクッキングヒーターとの組み合わせで、電子レンジがなくてもパックご飯や揚げ物、惣菜の温め直しができるようになりました。
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車内環境&気持ちの面では、ランチョンマットや助手席背面に吊るす収納ポケットを新調。ほかにも、暑さと空調対策を兼ねたリアゲート用の防虫ネットカーテン、ランタンやBluetoothスピーカー、濡れたタオルなどを掛けられるようにと、アシストグリップ4カ所にS字フック的なモノを付けたり。
梅雨の時期ということで。それなりに標高の高い道の駅を選んだものの、夜になっても車内は予想以上の蒸し暑さ。「こればかりはどうにもならないなぁ」と思いながら、それでも寝るまでの時間がだいぶ快適にアップデートされたことを実感。ひとまずのところ、自己満足、と。
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で、2日目の朝。簡単な朝食を済ませてから、
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国道299号線を長野県・佐久穂方面へ。
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「道の駅 上野」に寄って、
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峠道に入って行くと食事処がないと思って、早めのお昼を。
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お腹を満たしてから。「いつか行きたい」と思っていた「慰霊の園(御巣鷹の尾根)」へ。
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1985年8月12日に起きた、520人が亡くなった日航ジャンボ機墜落事故。
墜落する、おそらく20分くらい前になるのだと思う。中学生だったぼくは、中央自動車道のサービスエリアで、この機体を、上空に、肉眼で見た。
家族旅行の帰り道。休憩がてら、そのサービスエリアに寄った。クルマを降りると、薄暗くなった上空から、轟音が聞こえた。目を向けると、低空飛行で横切る大きな機体があった。
ぼくの家族4人はもとより、まわりにいた人たちも、「こんなところに航空機が、しかもあんなに低く飛ぶのかねぇ…?」と、不思議そうに上空を見上げていた。
そこから数時間のドライブを経て、帰宅。
テレビを点けると、日航ジャンボ機が御巣鷹山に墜落したというニュースが、すべてのチャンネルから流れていた。
ぼくら家族4人、その衝撃的なニュースを見て、しばらく言葉が出なかった。「さっきサービスエリアで見た航空機は、これだったんだ」と各自認識しながらも、全員が押し黙っていたのを、いまでも鮮明に覚えている。そして、数分。誰からともなく、会話が始まったーー
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ーーあれから40年近く。あのときの記憶を蘇らせながら。手を合わせて、黙祷を捧げることができました。
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「慰霊の園」を後に、国道299号線を十石峠へ。が、途中で通行止めになっていることが判明。やむなく、上野村から小海へと抜ける、「ぶどう峠」を越える県道124号で長野県へ向かうことに。
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この県道124号(上野小海線)、標高1500m以上を越える峠道ということで、結構な山深い場所にあって、なかなかのスリリングな道。いちおう全面舗装されているものの、1台通るのがやっとの悪路が続いたり、カーブで対向車に出くわしたら崖から転落…?! なんて箇所もいくつか。。
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ひとり、ヒヤヒヤしながら運転を続け、なんとか「ぶどう峠」に到着。
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峠から小海への下りは、上りと比べると、道幅もそれなりにあって、だいぶ運転しやすい道でした。
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小海に出たら、国道141号線を南下。右手に八ヶ岳を見ながら、快適な高原ドライブ。
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2日目の宿泊先としてお世話になったのは、「道の駅 信州蔦木宿」。
車中泊先として道の駅を選ぶことが多いぼくにとって、一番の決め手は、温泉が併設されているかどうか。その日の宿泊地(駐車スペース)を決めてから、のんびり温泉に入って運転の疲れを癒すことができるのは、何よりものご褒美だったりします。
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2日目の夕飯は、車中メシを用意するのが面倒だったので、道の駅の食事処で。
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夕食後、温泉にゆったり浸かってから、車内でマッタリ時間。地元のペールエールと、あれこれオツマミを。
狭い車内だけれど。NetflixやPrime Videoを観ながら過ごすこの時間が、なんとも贅沢に感じられて、落ち着きます。
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3日目の朝。車内でコーヒーを淹れて飲んでから、
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道の駅からクルマで15分ほどのところに早朝から営業しているパン屋を見つけて。帰路へと向かう前に、そこで朝食をとることに。
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その後、中央自動車道で。何度かの休憩を挟みながら、お昼過ぎに帰宅。
天気が良かったので、3日分の洗濯と、車中泊で使ったインフレーターマットや寝袋などの類を干したりして。
もろもろの後片づけが済んだところで。「お疲れ、自分。カンパイ」と。
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こうして、今回の2泊3日の車中泊旅は、終わりました。
およそ半年ぶりのひとり旅。
自分に最適化されていない、非日常の旅時間。
能動的に。今後もこういう時間を作らないとな、と。
あらためて思った3日間でした。