みどりがめ

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人生日記 part.3 恥めて

幼稚園に入った。それまで家でぬくぬくと育った私にとっていきなりの社会生活は難しいことも少ない。 友人関係である。 友達の作り方なんて知らない。話しかけ方なんて知らない。でも、テレビで見ていたような友達の存在に憧れていた。 それは、通い始めて一週間ほどたった日のこと。 先生がクラスの園児に列に並ぶように指示し、みんな並んだ。先生は私たちにそのまま待つように伝えどこかへ行ってしまった。 その時だった、私の後ろにいた友人でもない男子がなぜか私にキスをしようとしてきたのだ。

    • 人生日記 part.2 Under The She

      どうやら、子供は幼稚園というものに入るらしい。 私は当時三歳だったので既に入っていてもおかしくない年齢だったのだが昔の自分が嫌がっておりまだ入園していなかった。 ではモノゴコロのついた私はどうなのか、当然入園拒否である。幼稚園というものは知っているが何をやるかもどんな奴がいるかも分からないのだ。祖母に驚愕するような私は即答でNOであった。 そんな私が日頃何をしていたかというと、アニメや映画をみるだけだった。毎日のようにビデオに保存されている映画やアニメをローテーションし

      • 人生日記 part.1 モノゴコロ

        モノゴコロがついた時をはっきりと覚えている。 それは三歳のころ、自宅で朝食の準備をしている最中のことだった。私は皿を机に運ぶ途中に覚醒した。 不思議なものでそれまでの記憶が一切ないにもかかわらず日本語と家族構成、朝食の準備中だということを理解していた。 しかし、突如覚醒した私はプチパニックを起こしていたのだろう。すぐに皿を机に置き、冒険をするかのように二階に駆け上がった。 そしてドアをあけてある部屋に入った。 腰を抜かすほど驚愕した。 そこには、見知らぬ老婆がいるで

        • 人生日記 プロローグ

          新しいことを、素晴らしいことをできた人間だけが価値があるのだろうか。 私はそうは思わない。 どんな人間にも価値がある。 誰かに与える影響はある。 私の人生も誰かにとって価値があってほしい。 自分の過去を振り返り、ただ人生を書き尽くす。 なにを思い、なにを考え、何を得るのか。 私の人生を少しでも多くの方に楽しんで頂けるとありがたい。

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