【心理学】なぜ「道徳警察」はなくならないのか?
※今週は「心理学」のカテゴリーで、沢山スキを頂けた記事だったそうです。いつもありがとうございます。
初見の方も5分未満で読めると思うので、カップラーメンを待ってる間にでも読んでみてくださいませ(笑)【以下本文】
先日小室圭氏と眞子さまの結婚が10月26日と発表され、同時に眞子さまが複雑性PTSDと診断されてることが分かった。
まあ色々小室氏が叩かれるのは正直分からなくもない。ネットで知る限りの情報だが、どこからどうみてもチャラ山チャラ男だし、普通の感覚で見れば皇族の方があのパリピと結婚する事に、嫌悪感を持つ人も多いだろう。
ただ眞子さまの複雑性PTSDが発表された時に「言論統制だ!」とか騒いだり、Twitterのハッシュタグに「#国民のせい」とかついて
「自分は一方的に正しくて、国民のせいでPTSDですか。もう皇室いらんだろ。」
みたいな意見が噴出したのはさすがにビビった。えっ?本当にここ日本?自分がもし会社でいじめられて、似たような症状が出た時に、そんな言い草受け止められんの?
今回はそんな行き過ぎた批判を全部「正義(笑)」にすり替える
「正義の鉄槌風憂さ晴らしクリームソース+底辺You Tuberを添えて」
という、スラム街のフランス料理みたいな奴ら(道徳警察)の生態を考察していきたい。
「サバイバル関係ないやん」と思うかも知れないが、どんな会社、どんな集団にも絶っっ対こういう奴らはいるので、知っておいて損はないと思う。
道徳とは一体何なのだろう
そもそもの話だが、道徳とは一体何なのだろう。有り体に言うと
【抜け駆けを許さない為の監視システムが人間の本能に埋め込まれている】
それが道徳なのではないかと言われている。
人は社会動物なので、集団で共同作業をしなければならない場面が多々ある。この時に最も問題になるのが「抜け駆け」だ。収穫作業でひとり占めしたり、戦争で自分だけ逃げてしまうメンバーばかりなら、正直者がバカを見るだけで、共同体はたちまち崩壊してしまう。
監視カメラがなかった時代に利己的な行動を防ぐには、あちこちに監視者を置く必要が出てくる。しかしそれでは大きなコストがかかるし、その監視者が抜け駆けするかもしれない。そうすると監視者を監視する者を置き……という無限ループにハマってしまうのだ。
そこで出てきたのが「道徳警察」だ。
人類がその大半を過ごしてきた狩猟採集社会では、抜け駆けする者は制裁の対象となり、殺されるか村を追われるかしたはず。これを何百万年もつづけていると、抜け駆けすることに罪悪感を感じたり、ずるをする者に怒りを感じるようなプログラムが脳に埋め込まれるようになるのだ。
共同体の全員が互いに監視し合うようになれば、もはや監視者は不要になり、きわめてローコストで集団を動かすことができる。これが道徳の起源だと言われている。
我々はそういうふうにできている
これが道徳の起源なわけだが、道徳バッシングはなぜこれ程までに人を夢中にさせるのだろう。
それはその行為が極めて強い「快感」をもたらすからである。脳科学は不道徳な行為を罰すると、脳の快感回路が刺激されて神経伝達物質のドーパミンが分泌される事を明らかにしている。
🌟言ってしまえば道徳による攻撃は最大の娯楽なのだ🌟
でも「道徳バッシングが気持ちいいから攻撃している」では、不道徳すぎる(なんのこっちゃw)。だから人々はは怒りによって自分の「不道徳」を正当化しようとするのだ。あーバカらしい
人は常に生贄を求めている
このような形で道徳警察は生まれ、そして絶対になくならない事はご理解頂けただろう。結局道徳警察がどんなご立派な道徳論を並べた所で、動物的な衝動でそれをやっているだけなのだから。
誰かが不倫をすると大喜びで道徳警察は動き出すが、動物的衝動を全っ然コントロールできていないという部分では、不倫も道徳警察も大して変わらんわww
ついでに言うと人間社会には、生贄という存在が絶対に必要なのだ。それは古代の王様であったり、王様の側近であったり…。まあ今でも北朝◯は何かおきたら、ドンの側近が56されたりしてるけど。あそこは古代国家みたいなものか(笑)。
ちなみにそのお国のドンの口癖は「粛清するドン」らしい⇐太鼓の達人じゃねえか!
さらに言うとドンの右側をバチで叩きまくるとメッチャキレるらしい⇐鬼モード入ってんじゃねえかww!!
まあ某国のお話はさておき、人は誰かのせいにしないと気がすまないのだ。人の気持とか動きというのは、別に独裁体制であれ、民主制であれ、合議制であれ、社会主義であれ、実はそれほど変わらない。それより大切なのはそこで出てくる絶対に解決できない筈の不満を、誰(もしくは何)のせいするのかが大切なのだ。
未来の労働へ向けさせるのか、よその集団(国・企業)への敵意へ向けさせるのか、生贄を見つけて政権交代という形でリニューアルを絶えず行うのか、手法が違うだけの話だ。
当記事をご覧の皆様がどこかの企業の管理職、もしくは部署のリーダー的立場ならば、この法則は知っておいて損はない。決してきれいな人心掌握術ではないが、組織をまとめたいなら、常に生贄を作っておくのが一番手っ取り早い
ただし!このやり方はあくまで「一時的にまとまる」だけだ。盛者必衰という言葉があるが、生贄ゲームに参加した人間は100%の確率で、最後は自分も生贄となる。だからこの方法で組織をまとめるなら、常に第二の人生のステージの準備はしておくべきだろう(独立資金を貯める、キャリアを築いて転職活動をしておく等)。
最後に
という訳で眞子さまの話から大分それてしまったが、人間の本質は悲しいけど「人の不幸は蜜の味」で成り立っているという話をさせてもらった。
ここで冒頭のM&K(眞子さまと小室圭さん)に戻りたいのだが、もうアラサーのいい大人が結婚するって決めたんだから、あの二人に対する選択肢は
✅道徳警察にさんざんバッシングされて傷心のままアメリカ
✅「まあ頑張って下さいよ」と含みはあるが(笑)祝福されてアメリカ
この二択しかないのだ。どんなに周りが騒いでも結婚を取りやめるなんて事にはならない。
だったら祝福して送り出してあげたら?
確かにKはチャラいけど(K言うなww)、3年間でアメリカの法律事務所に就職できる奴って日本にどれだけおんねん。大した努力家じゃないの。
眞子さまはシンプルに皇族抜けたいんじゃないの?紀子様とか好んで皇族になった人は、そりゃあ世間体とか皇族のルールとか従う必要もあるんだろうけど、生まれた瞬間から皇族だった人は、ジョブチェンジの権利はあると思うよ。
もうあれだ。どうしても結婚を阻止したい道徳警察は、結婚式当日に「ちょっと待ったあああ」って新婦を奪いに来るアレやるしかないよ。
神父「それではKさんMさん誓いのキッスを!決してそれ以上発展させんなよwww!!キーッス!キーッス!」⇐なんだ!?この神父ww
「ちょっと待ったあああ!俺はツイッターで毎日二人を叩いていた道徳警察!手相占いとしてココナラの収益を生業としてます!そしてえっちな形の大根とかみて興奮できます!こんな俺ですがMさま、共に抜け出そう!!」⇐職業ショボ!性癖ヤバww!!
Mさま「まーまーブレますがやめておきます!」
K「ぶれんじゃねえよ」
…な~んて事になるかは分からないが、ここまでやる道徳警察がいたら大したものだ。私も道徳警察の認識を改め、生贄として一時間土下座謝罪動画をアップロードしたいww