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日々の葛藤を短い詩に。
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#生と死

雫

わざわざ暖めたミルクが
ゆっくりと冷めてゆく

その過程をいつまでも見つめ
呼吸をするたびに白く霞むマスクを外した
ゆっくりと瞼を閉じると同じ速さで闇が迎える

そこは 誰でも手の届く距離にあって
恐るべきものではなく
首筋に感じる愛しい吐息のように
何よりも心地よいものなんだと思う

green

Ceiling

Ceiling

どうせ独りなら

此処だって

すてたもんじゃ無い

green