green
日々の葛藤を短い詩に。
Re: あはは(笑) そうだね ”笑” 文章で感情を伝えるのは、これが限界なのかも知れない。 小さな携帯の画面を見つめながら、忘れていた様に口元だけで笑った。 薄茶色のレンガが規則正しく並べられた壁にもたれ掛かると、ほんの数分間の晴れ間で、さっきまで雨に濡らされていた壁は、もう完全に渇き日溜まりの暖かさを背中に感じさせた。 久し振りの青空を見上げた。 その空の眩しさにボクはまた俯き、足下の水たまりに映る空へと目を反らした。 雲がもの凄い勢いで流れている。昨日の大雪が、何
伝えたくて 信じていたくて なんども立ち止まり なんども振り返った green
アイシテルなんて気安く言われたくないし オマエ以外に言う気もないよ オレは要らない物ばかり抱え込み 今日もまた黒い服を着てる 見えていた未来は行く先を変え 振り返る事は出来ても決して戻る事は出来ない だけど今もオマエを抱きしめ オレは独りの冷たい夜に想うよ オマエの全てをアイシテイタカラ また変わってゆく季節の中で 消せない愛を失ってゆく 永遠と言う言葉に何を想えばいい 寂しさも哀しみも隠した日々に自分さえも見失ってゆく 独り眠る夜に何を夢見ればいい 明日目覚めれ
もう 忘れてしまっていいの? ゴメン サヨナラ アリガトウ 伝えたかった言葉なんて いまさら何の意味も持たないけど 3度目の春にほんの少しだけ言い訳がしたくて 最後にキミの事を考えていたよ 好きって言葉は何度も言ったけど 愛してるって言った事はなかったね ゴメン サヨナラ アリガトウ キミを愛してるって想いは いまさら何の意味も持たないけど もう 歩き出す事にするよ green
伝えたい想いは 言葉にした瞬間 真実と嘘に引裂かれ 黒く縁取られた掌に堕ちてゆく 真実はとても脆く そしていつか色褪せてしまう 限り有る時間の中で 限り有る言葉を紡いだ 零れ落ちた破片を繋ぎ合わせるように green
忘れてしまいたいと心の片隅にそっと隠した だけど失う哀しみよりも 過去や思い出を消してしまう方が ずっと寂しいしずっと辛いよ あと少しだけ キミを愛していてもいいですか? 時が来たらそれさえも出来なくなってしまうから 見上げた薄曇りの空は見せたくない心を隠しているだけ 其処には永遠も 笑い合える幸せも無いって事 本当は分かってるんだ あと少しだけ 此処に留まってもいいですか? あの日の約束を今でもボクは憶えているから だけど きっと愛し続けるんだろ 誰にも伝えず その
たとえこの雨が降り止まなくても 変わらない夜よりはましだよ 窓の外は霞む空 巡る季節さえいつまでも留めてしまう 辿り着ける朝をいつも探してた 本当はずっと気付いてたのに 零れ落ちた涙 探し続けた約束も叶えられそうにないよ いつも強がって見せた 果てない想いに心を亡くして いつも求めてばかりいた 本当は誰も愛していないのに もう永遠なんて欲しくない 有りもしないものに傷付き 待ち続けた何かは 抱きしめた温かさだけを残し 醒めてゆく夢の中に消えてしまった green
夢だとか希望だとか そんな呪文もうとっくに飽き飽きしてる 叶うなんて思ってないし 叶えられるなんて思ってない 対岸は目の前に見えていた だけどオレは其処へは行かない 何がそんなに辛い? また問い掛ける 色褪せてしまった過去 同じ色を合わせる 何も望まない未来には 其処で生きる意味さえも 本当は無いのかもしれない green
生きている罪 嘘で隠した昨日 たとえいつか醒めてしまったとしても 刹那の愛でいい せめて凍えさせる空の月が見えているまで 誰もいない楽園 独り堕ちてゆく 切なさの闇に満ちてしまったとしても 永遠の愛がいい せめて孤独を刻み続けた今日が終わるまで 剥がれてゆく想い 何もかも忘れてしまえばいい 明日を変えようとしても 手の届かない過去は消えたりしない 見えないものにだけ永遠は存在するのなら この愛も その微笑みも 其処にだけあり続けるんだろう green
「いつか」も 「きっと」も その先へ繋げる想いなんだよね 失ったのは キミじゃなく 本当は自分自身だったんだよね たったヒトツの願いは どこまでも続く想いを繋げ どこまでも続く想いは戻せなかった昨日を抜けて 願う事のできる明日へと運んでくれる 「いつかきっと」 決まった運命も 正しく生きるシナリオも無い 「いつかきっと」 探し続けた答えは 遠い想いのかなたに green
なんの為に強がり 誰の為にいい人を演じるの? 寂しさも微笑みも 日毎に薄れ 本当の自分さえ見失っているのに たったヒトツ失っただけで 全てが壊れてしまったと泣いていた 擦れ違う街に彷徨い 忘れかけた想い あても無く探し続けて 誰かの為に笑いたかった ただその中でしか 自分の価値を感じられなかったから この想い抱きしめ もっと自分自身でいたい 全てを失った訳じゃない 届きそうな明日に 飾らない愛を届けたいから green
ア イ シ テ ル それだけじゃダメですか? green
長い夜が明けたこんなに晴れた朝 もう一日が終わってしまったと感じるのは何故 答えの出ない事ばかり考え そして答えの出ない事に絶望する まるで聴き古したCDを捨てるように無表情で日々が過ぎる 感覚も 感情も そして想いも 初めから其処には無かったように 汚れたアスファルト 陽の当たらない道 心は日々薄く汚れてゆく 明日は 何処へ行こう green
ただ守りたかった 全てを遠ざけ 其れに触れさえしなければ 傷付く事も無いと信じていたから 眩し過ぎるヒカリ いつも影ばかり 其の優しさに包まれれば 隠した全てを許してしまいそうで 苦し過ぎる世界 沢山の嘘に溺れる日々 このまま目覚めないで欲しいと夢にしがみついた びしょ濡れのナイフ胸に刺し 哀しみも後悔もボクの血で沈めて欲しい 捨ててしまった涙 表情を無くした夜の街 キミの流す涙で何もかも洗い流してくれないか そして暗闇の傷が癒えたら この孤独をキミに剥がして欲しい
此の現実に生き 叶わない想いに依存する ゆらゆらと灯す行くあての無い想い 飾らないと誓った心 冷たい細い雨に滲んでゆく 過去の闇に生き 枯れてゆく時に指を重ねた 雨に歪む硝子窓果てさえ失った深い夜 見る事の無い夢に願い 柔らかなヌクモリ今日も探した 巡り来る季節にとり残され 今夜もこの街で独り凍える アイシテルの意味なんて 求めるだけじゃ解るはずなんてないのに green
過去も未来も そして現実も 孤独であれば何の意味も持たない 全てを遠ざけ 関わりを否定し 何も望まず 何も与えず 独り此処で生きる術をみつけた 「約束」 そうキミに言った言葉が 過去と未来を開いた手の中で現実に変えてゆく 何かを望み 何かを与え もう一度ボクは失った答えを探しにゆく green