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「トム・ソーヤーの冒険」をプロの翻訳家とDeepl(機械翻訳)を比較してみた!!
トム・ソーヤーの冒険
新潮文庫(柴田元章訳)
第一章
「トム!」
答えなし。
「トム!」
答えなし。
「あの子ったらどうなっているのかね? トムや!」
答えなし。
伯母さんは眼鏡(めがね)を下げて、その上から部屋を見渡した。それから眼鏡を上げて、今度はその下から見てみた。伯母さんは、子どもなんていうちっぽけなものを探すのに、めったに、いや絶対に、眼鏡を通して見たりしない。これは伯母さんのとっておきの眼鏡であって、自慢の種、使うためなんかじゃなく品格のために拵(こしら)えたのである。見るというだけなら、ストーブの蓋一対(ふたいっつい)を通して見 たって似たようなもの。伯母さんはしばし戸惑(とまど)っている様子だったが、それから荒々しいとまでは行かぬものの、それでも家具には聞こえるくらいの声を上げた ーーーーー
「まったく、捕(つか)まえたらただじゃー」
トム・ソーヤーの冒険
(Deepl訳)
第一章
"トム!"
返事はない。
"トム!"
返事はない。
「あの子はどうしたんだろう? トム!"
返事はない。
老婦人は眼鏡を下ろし、眼鏡越しに部屋を見渡した。 彼女は少年のような些細なことではめったに、あるいは一度もメガネをのぞいたことがなかった。メガネは彼女の自慢の一本であり、「スタイル」のために作られたもので、サービス用ではなかった。 彼女はしばらく当惑したような表情を浮かべていたが、激しくはなかったが、それでも家具に聞こえるくらいの大きな声で言った:
「まあ、もしあなたをつかまえられたら......」。
コメント
プロの翻訳と機械(PC翻訳:Deepl)を比較してみました。
やはり、プロの翻訳家の訳の方が自然ですね。読みやすい。
まだまだ、機械翻訳は人の翻訳家には叶いませんね。
ただ、「トム・ソーヤーの冒険」は子ども向けの小説なので機械(pc)には、尚更、難しいかも。大人対象の小説なら、もっとマシだったかも……。