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ちょっと山歩き 美味しい山菜 その②

今回の紹介は地元で笹の子供(笹子)と呼ばれている笹の若芽です。地元では根曲がり竹の方が好まれますが、なんせ熊もこれが大好物ですので、夢中で採っていると鉢合せになることもあるそうです。私のような素人は藪こぎしてまで採集しに行きません。


幸先よく笹藪を見つけたので行ってみると、熊が食した跡を発見
熊は先端の柔らかいところだけ贅沢に食べている
近くにはクマの糞があった。乾燥具合から3-4日前のモノだと推察した。
近くに潜んでいる可能性があるため、ここで数発火薬を発砲することにした。
他にも笹薮に入るときは注意が必要
写真を良くご覧あれ 何かいますね!
分からない方のために写真を拡大します
見えましたでしょうか?
そう、シマヘビが笹の枝に乗って日向ぼっこしていますね。

笹子の他にも、川沿いにコゴミやアイコ・ウルイ・ミズもあったが、今回はクマの形跡があったのでやめることにしました。代わりに自分で栽培している原木シイタケを採って帰ることに。


これがクヌギの原木をつかったシイタケ栽培
知人に教えてもらいながら6年ぐらいやっています
          菌糸を打ち込んで2年目の春くらいに初めて採れます。                    まれに1年目でも出るシイタケもありますが、それはおまけだと思ったらいいです。
肉厚で煮もの・焼き物・詰め物等シイタケは用途が幅広いです。
形が悪いものは干しシイタケにします。 グアニル酸の旨味がたまりません。

家に笹子を持ち帰り処理をする。ピーラーを使うと上手に皮をむくことが出来ます。

普通のタケノコと比べ可食部は少ないです。
先端の10cm位までは柔らかいのですが、茹でれば15cm位までが美味しく食すことが出来ます。

皮を剥いた笹子 そこそこ長いように見えますが、可食は先端から15cm位です
下の方に行くと各節の少し上が柔らかいので、その部分は茹でたのち包丁で切り落とし
みそ汁などの具材に使用できます。

一品目 笹子塩焼き 

えごま油を塗り、ミルに入った山塩でヌートバーします。ガスレンジの中で素焼きにし食します。

二品目 笹子のカツヲ昆布だし汁煮含め

笹子を茹でた後、カツヲ昆布だし汁に調味液を加えその中で煮含めて冷まし味を染み込ませる。
木の芽を添えて出来上がり 酒がすすみます。

三品目 笹子と鶏手羽先の炒め物


笹子と鶏手羽先の炒め物

フライパンにサラダオイルとニンニクスライスを入れ弱火できつね色になったら一度ニンニクを取り出しておきます。
そのフライパンと残っている油を使用して手羽先を炒めます。
(上記写真は手羽先の手羽中部分の骨と手羽先の軟骨は取り除いて食べやすく切ったものを使用しています。)
手羽肉を炒めこんがり焼きあがってきたら、茹でて処理した笹子をカットしたまもの加え炒めます。
全体に火が入ったら輪切り鷹の爪・酒・みりん・砂糖・醤油を加え、汁がなくなるまで弱火でじっくりと炒め、最後に別にしておいたニンニクを加えタレとなじませ完成です。
(上記調味料の他に、カツオのだし汁を少し加えるとさらに美味しくなります。)
このレシピは笹子や根曲がり竹・その他の細竹を使用しても美味しいです。 ぜひおすすめいたします。この料理は手羽先を使用するのが向いています。

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