フジ子

映画やらゲームやら色々の感想・体験記録。

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最近の記事

付記:オッペンハイマーの本音

映画『オッペンハイマー』で描こうとしていた内面ってこういうことですよね、って記事を発見したのでメモ (あとで追記するかも)

    • 『PERFECT DAYS』

      たまたま映画館の近くまで来たので、今年絶対観るべき映画として心に刻んでいた本作を鑑賞しました。 ※以下、ネタバレを含みます。 『PERFECT DAYS』内容 トイレ清掃員として働く平山。 特別なことはめったに起こらないけど満ち足りた日々を送る彼の、日常とたまに起こる非日常を描いた作品。 この作品のあらすじはただそれだけ。 『PERFECT DAYS』感想 まず言っておきます。 役所広司、最高でした。 邦画を観る良さというのは、そこで描かれていることに現実味がある

      • 『ゴッドランド/GODLAND』

        観てきました。 難しかった〜…… 映画を観るには歴史的な教養とアカデミックな視点が必要だなって改めて痛感した映画です。 ※初っ端からネタバレ含むので注意。 『ゴッドランド/GODLAND』内容 デンマークの牧師ルーカスは、アイスランドにキリスト教を布教するため旅立つ。 通訳や現地のガイドと共に教会の建設を目的として辺境の村を目指すが、言語の壁やその土地の過酷な自然に打ちのめされ、思わぬアクシデントもあり徐々に心身を蝕まれてゆき、旅の途中で昏倒してしまう。 意識を失いな

        • 『女は二度決断する』

          よく聴いている映画をテーマにしたラジオ番組があるのだが、そのピックアップで『RHEINGOLD(ラインゴールド)』という作品が取り扱われていた。 調べたところ監督はファティ・アキン。 “三大映画祭全て賞を取っている”という新進気鋭の監督で、公開中の『ラインゴールド』を見る前にいくつか観てみようと思い手始めに鑑賞した作品。 『女は二度決断する』内容 ドイツ映画。主人公の女性カティヤは、夫と息子の3人家族で満ち足りた生活を送っていた。しかしある日、夫の経営する事務所の前で爆発

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        • 映画感想
          7本

        記事

          『オッペンハイマー』

          オッペンハイマー内容 原爆の父と言われたロバート・オッペンハイマーの半生を描いた作品。彼がチームを率いて原爆の開発を成功に導いていくサクセス物語と、その後水爆開発に反対したことで公職追放されることになる聴聞会のやり取りを交互に描いていく。 (追記:細かく言うと、時間軸は2軸ではなく3軸であるらしい^^;) ※以降ネタバレ箇所※ オッペンハイマー自身、原爆開発を成功させたことは意義のあることだったと確信しつつも、多くの人の命を奪ったことにより拭い去れない自責の念に悩まされ

          『オッペンハイマー』

          お正月映画三昧

          浅草キッドほとんど前情報なしで柳楽優弥が見たくてみました。 大泉洋との組み合わせも興味深かった。 大泉洋は若く見えるので柳楽優弥との師弟関係がいまいちしっくりこなかったけど、スターっぽさはピカ一ですな。 鈴木保奈美が姉さん女房でとてもきれいでうっとりする。 所々ご本人が出てくる演出は要らなかったんじゃないかなと思うのだけど、ご存命の間に作られた自伝ものなのでそういうのもありかなとは思った。 時代の空気感を楽しみました。 猟奇的な彼女 初見です。 評判通りのおもしろさで

          お正月映画三昧

          映画再見『嫌われ松子の一生』

          久々に映画の感想。 この映画は公開された当時に見ましたが、最近ふとしたきっかけで思い出して再見しました。 この映画は自分の魂に触れてくるんですよね。 以前見たときも心震わされたのをほんのり覚えていたのですが、今見ても同じでした。 人が一生で抱える業に迫った映画だなって思います。 涙が…止まらない… キラキラしたメルヘンチックな映像で惹きつけられたところに、これでもか!というくらいトラウマシーンを叩き込んでくる。 その間隔がうまいんですよね〜… 瑛太が語り始めるシーンは

          映画再見『嫌われ松子の一生』

          エンタメには共感性が大事なんだよ

          こんにちは。 連休中に映画をたくさん見たので感想を書きます。 ほぼ韓国映画です。 韓国映画大好き。 『殺人の告白』“淡々と進む感じの社会派映画”を期待してみたんですが、 いい意味で予想に反して、”しっかりエンタメ”で、すっかり惹き込まれた作品。 アクションシーンとかB級っぽい遺族組のキャラクター構成とか 「これ笑うとこなのかな」と思いながら見てたんですが、 生放送中に真犯人が現れるシーンからは鳥肌立ちましたね。 全編通して「そんなことあるわけないやろ」感があるにも関わ

          エンタメには共感性が大事なんだよ

          映画『スタンド・バイ・ミー』を観た

          こんにちは。 週1で何かしら記事を書こうと思っていたのですが、ついついサボり癖が出てしまいました。 ひとまず、このサボっていた期間にいろいろとインプットしていたのですが、特に印象深かったこの映画について。 『スタンド・バイ・ミー』 ジュブナイルロードムービーの金字塔。 観よう観ようと思ってなぜか放っておいたのを遂にみました。 いや、、、 これはすごい・・・ なにがすごいって、捨てシーンが1つもない。 この映画の屋台骨を支えているのは、それぞれのキャラクターの人物造形

          映画『スタンド・バイ・ミー』を観た