【映画感想】戦闘シーンの迫力だけじゃない!深いテーマに感動『働く細胞』
「戦闘シーンの迫力が見どころ!」
佐藤健さんのアクションシーンは、圧巻の一言。
『るろうに剣心』を彷彿とさせるスピード感と緻密な演出で、日本映画屈指のアクションを堪能できます。
これだけでも十分に観る価値がありますが、本作の魅力はそれだけではありません。
『働く細胞』らしい体内ドラマに加え、実写パートで描かれる現実世界の視点が加わり、リアリティが一層増しています。
お酒を飲むと体内で何が起きているのか、ブラック環境に置かれた細胞たちの奮闘は、自分の生活習慣を振り返るきっかけをくれました。
「自分の体をもっと大切にしよう」と自然と思える構成が秀逸です。
物語のクライマックスでは、白血病を患う芦田愛菜さんが体現する深いテーマに引き込まれます。
抗がん剤治療や放射線治療の裏側で細胞たちがどんな戦いを繰り広げているのか、リアルに描かれることで、患者の苦しみや細胞の頑張りに心を打たれました。
生きること、健康でいることの尊さを強く実感させられる作品です。
親子で観れば学びと感動が広がり、一人で観ても心に深く響く内容。
特に生活習慣が気になる方には、ぜひおすすめしたい一本です。
体を酷使しがちな現代人こそ、細胞たちに感謝し、いたわる気持ちを思い出させてくれる感動作です!