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日々奮闘する繊細さんにおすすめしたい2種類の瞑想

先日、以下の記事に、繊細な人にとって学校現場がいかにしんどいかという話を書いた。

こちらの記事、おかげさまで100近くスキを頂いている(嬉しい!)。
私と同じく、自分なりの理由があって、刺激が強い現場でどうにか仕事を続けていこうと奮闘している人は、私が思っている以上にたくさんいるのかもしれないと思い、心強かった。
今日は上記の記事と少し関連して、繊細な人の回復方法について書いてみる。

繊細さんに必要なのは「回復スキル」

よく、繊細さん関係の本などで、「繊細な人は自分に合った環境を選ぶべき」と言われる。
しかし、全員が簡単に自分に合った環境を見つけられるとは限らないし、いくらいい環境に出会ったとしても、全く疲れなくなるわけではない。
だから、繊細な人は、環境を変えることを考えるだけではなく、日々の刺激から受けたダメージを回復させるスキルを持つ必要があると思う。

私も、日々学校で受けるダメージ(?)を、きちんと家で回復させられたらいいなと思いながら、色々と工夫をしてきた。
その中で特に自分に効果があったのが「瞑想」だ。
今日は、私と同じく刺激の多い現場で戦う繊細さん達に向けて、おすすめの瞑想方法を紹介したい。

瞑想が嫌いだった

唐突だが、私はこれまで、瞑想が嫌いだった。
よく「呼吸に集中する瞑想」が紹介されることが多いが、これが修行みたいでとても苦痛だったのだ。
よくある瞑想は以下のようなものである。

呼吸に集中する ➡ 雑念が出てくる ➡ また呼吸に集中を戻す

これ、心の自然な動きに逆らうものなので、個人的にストレスが強かった。
感情が高ぶっているときなんて、全く上手くいかない。
瞑想はメンタルに良いと言うけれど、調子のいい時にしかできないんだったら意味がないじゃないか。むしろストレスが増えるじゃないか!と思っていた。

自分自身を観察する瞑想

しかし、色々調べた結果、瞑想は大きく分けて2種類の方向性に分けられることが分かった。
(専門家ではないのであまり詳しくありません。個人の見解です)

  1. 呼吸や体の部位など、何かに集中する瞑想

  2. ありのままの自分自身を観察する瞑想

私が嫌いだった瞑想は、あくまで1つ目の瞑想であり、2つ目の「ありのままの自分自身を観察する瞑想」は試したことがないことを知った。
そして、これを試したところ、私には癒し効果抜群だったのだ。

やり方は簡単で、らくな姿勢を取って目をつぶり、ひたすら心と体に起こる反応を観察するというもの。
これを数分~数十分、好きなだけ行う。

感情が高ぶっていたり、何か嫌なことがあったときは、次々と感情が湧いてくる。
でもそれをどうにかしようとせずに、ひたすら観察して放置する。
それをずっと続けているうちに、不思議なことに、少しずつ感情が収まってきて、心がニュートラルな状態に戻ってくる。
そして、瞑想が終わると感情を少しだけ客観視できるようになっている自分に気づくのだ。

この瞑想であれば、無理に自分の心をコントロールする必要がないので、苦痛が少ない。
そして、心は日々色々なことに対して次々と反応し続けているので、疲れ切っている。
だから、しっかり反応が収まるまで観察してあげる時間を取ることは、癒し効果がとても高いように感じた。

2種類の瞑想で心のバランスを取る

最近では、上記の2つの瞑想を組み合わせて、心のバランスが崩れた時の対処法として活用するようにしている。

脳がマルチタスクに疲れ切っていて、何かに集中したいなというときには、1つ目の「呼吸に集中する瞑想」。
感情を落ち着けたいときには、2つ目の「ありのままの自分自身を観察する瞑想」。
こんな風に、自分の心のバランスが崩れたときに、その時の自分に合った瞑想を行うようにしている。

私は、瞑想を習慣化するのはあまりおすすめしない。
なぜなら、効果を感じにくい上に、瞑想が嫌いになってしまいやすいと思うからだ。
例えば、毎日10分「呼吸に集中する瞑想」をするぞ!と意気込んでしまうと、瞑想が楽しくない義務になり、癒しの時間ではなくただの修行になってしまう。
また、毎日10分「自分自身を観察する瞑想」をしても、何も感情的な問題がない時には、目が休まるくらいしかメリットはないと思う。

だから、その時の自分がどちらのタイプの瞑想を必要としているのか考えて、自分を癒すために瞑想を使い分けることをおすすめする。
私は、そのような使い分けをすることで、刺激を受けすぎた日でも心のバランスを上手く整えることができ、夜もスッと寝付けるようになった。

おわりに:自分に合った回復方法を探す旅

繊細さんの人生は、自分に合った環境と疲れた時の回復方法を探す旅なんじゃないかと思ってきた。
他にもいろいろと試してみて、効果的なものがあれば随時シェアしていきたいと思う。

読んでくださった方も、何か良い回復方法があればぜひコメント欄で教えていただけると嬉しいです。

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